水泳のレッスンは皆に必要だ
2019年7月14日(HealthDay News) - 水泳のレッスンは溺死するリスクを下げることができますが、
黒人の子供たちはこの救命スキルを学べていないと小児科医のグループは言います。
「誰もが泳ぐことを学ぶ機会があるはずです。」
と、アメリカ小児科学会(AAP)の会長であるカイル・ヤスダ博士は述べました。
「これは、子供のとっても10代の若者にとっても、また、大人にとっても不可欠なライフスキルです。子供や10代の若者を水による危険から
家族や地域社会が守ることができる「保護層」としての重要な部分です。」
誰もが水泳のレッスンを同じように受けられるわけではありません。AAPによると、歴史的に、黒人のアメリカ人は水泳を学ぶことには壁があります。
そして、黒人の十代の少年たちはあらゆる年齢層の中で最も溺死するリスクが高いのです。
米国疾病管理予防センターによると、11歳〜12歳の子供の溺死率は、黒人の子供の方が白人よりも10倍高いとされています。
APPのニア・ハード-ガリス博士によるとこれは私たちが解決できる問題です。
彼女は、APPの少数民族の健康、衡平性および包括性に関するAAPセクションの会長です。
「無料または低コストの水泳レッスンを行うといった革新的な解決策を行う地域社会もあれば、文化的過敏性のレッスン、
発達障害や特別な医療補助を必要とする子供向けのレッスン行う地域コミュニティもあります。」
2017年には、米国で1,000人近くの子供たちが溺死しています。
これは、1〜4歳の子供たちの間での怪我に関連した死亡の主な原因となっています。
全体的には、黒人の子供が最も高い溺死率を持ち、アメリカインディアンやアラスカの原住民、白人、アジア系アメリカ人、
太平洋諸島系アメリカ人、そしてヒスパニック系アメリカ人がそれに続きます。
ベンジャミン・ホフマン博士は、傷害、暴力および中毒防止に関するAAP評議会の議長です。
「溺れるということはとても早く、静かで、それは泳ぐ時間でない時でも泳がねばならない状況が起こる可能性があります。
実際に自分の家族には起こるはずないだろうと思うような、子供によく注意を払っている親であっても、
子供が溺れるのを防ぐために保護策を重ねることが重要です。」
AAPによると、水泳の習得に加えて、子供が水の中や周りやプールサイドにいるときに身近な監視役を置くこと、
CPR(心肺蘇生法)の学習、水上または水上での救命胴衣の着用などが保護策として含まれています。
【以下のウェブサイトより引用】