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汗をかきすぎると体に痛ましいほど負担になることが!

多汗症(過剰発汗状態)を抱える人々には平均以上の不安とうつ病率が示されるようだという新たな研究発表があります。

多汗症患者のおよそ21%と27%が、他の患者のそれぞれ7.5%、わずか10%未満との結果と比較して、それぞれ不安またはうつ病に対して陽性であることがスクリーニングされたことが明らかになりました。
この知見では、多汗症が精神的健康問題を引き起こしたということは証明していません。しかし場合によって過度の発汗は、例えば、不安障害の一部であり得るということです。

「これが因果関係であるかどうかは明らかではありません。」と、セントルイス大学医学部の皮膚科教授であるディ・グレーザー博士は語っています。
研究結果に関与していないグレーザー博士によれば、多汗症をより良く抑えることが人々のうつ病や不安症を和らげるとは必ずしも言えないのです。
しかし彼女は、「皮膚科医は、これらの患者の不安とうつ病の罹患率が高いことに気づくべきです。」と述べました。

また、必要に応じて、患者を精神保健専門家に紹介することもできます。
多汗症は、安静時や涼しい時などでも、過度にそして予測不能に汗をかいてしまう病気です。
国際多汗症協会によると、アメリカ人の約3%に多汗症があると推定されています。
強力な発汗抑制剤、脇の下発汗のためのボトックス注射、手足の汗腺活動を抑制する電気刺激などの治療法があります。
それでも、多汗症を患っている人は自覚しているので、一般的に社会活動を避ける傾向があります。

多汗症のない人にとって、“ああ、それはただ汗をかいただけ”と考えるのは簡単です。 多汗症が生活の質に与える影響は、常に過小評価されています。
 
新しい研究において、ユーウェン・ジョウ博士らは、うつ病と不安障害が多汗症患者の間で特に共通しているかどうかを明確にしたいと考えました。
研究者らは、カナダに1カ所、中国に1カ所の2つの皮膚科診療所で2,000人を超える患者へうつ病と全般性不安障害のスクリーニングに関する標準的なアンケートを行いました。

多汗症患者ではどちらの症状もより一般的であり、発汗の問題がより深刻な場合にはそのリスクが高いことが判明しました。 カナダのバンクーバーにあるブリティッシュ・コロンビア大学のバンクーバー多汗症クリニックを指導しているジョウ博士は、「この研究が、多汗症がうつ病および不安に密接に関連していることを示唆しています。」と述べました。

しかしグレーザー博士のように、その結果が必ずしも多汗症が原因であるとは限りません。
実際、ジョウ博士は、多汗症がうつ病と不安症の両方に寄与する他のいくつかの根底にある要因について「可能性が高い」とも述べました。

「このメカニズムを明らかにするためには、より多くの研究が必要です。」と彼は語っています。
現在、ジョウ博士とグレーザー博士は、ともに、多汗症の患者は精神的な症状について医師へ話すように示唆しています。
 
グレーザー博士は、「ただその症状とともに生活しなければならないと思う必要はありません。」と述べました。

この調査結果はAmerican Journal of the Dermatologyの12月号に掲載されています。

(記事元)https://consumer.healthday.com/mental-health-information-25/anxiety-news-33/anxiety-depression-more-...