減量手術は皮膚がんのリスクも低下させる可能性がある
2020年1月6日(HealthDay News) - 減量手術には体重を減らす以上の効果があります。
新たな研究では、皮膚がんのリスクもまた低下する可能性が示唆されています。
「これは、肥満と悪性皮膚がんとの関連性に関する更なる証拠を提供し、肥満をこれらの形態の癌の危険因子とみなすべきだという見解を提供して います。」
と、この調査を行ったマグダレナ・トーベ氏は述べました。
彼女はスウェーデンにあるヨーテボリ大学サルグレンスカ・アカデミー(Sahlgrenska Academy)の分子医学および臨床医学の研究者です。
スウェーデンの肥満被験者の研究、そして、スウェーデンのがん登録簿からのデータを使用して、研究者は減量手術を受けた2,000人以上の人々を 調査しました。
彼らは、このグループと手術を受けていない2,000人以上の人々を比較しました。
追跡期間の中央値は18年でした。
手術を受けた人は、黒色腫のリスクを57%、皮膚がんの全体的なリスクを42%低下させました。
手術を受けた人のうち、23人が黒色腫を含む皮膚がんを発症したのに対し、減量手術を受けていない人では45人でした。
より具体的には、手術を受けた人のうち12人が皮膚がんの中で最も致死率の高い黒色腫を発症したのに対して、手術を受けなかった人では29人が黒色腫を発症しました。
「これらのコンテキストでは、これが、明確で印象的な変化です。そしてそれがとても興味深い理由です。」
とトーベ氏は大学のニュースリリースで述べています。
この報告は最近、JAMA Dermatology誌に掲載されました。
【以下のリンクより引用】
Weight-Loss Surgery Might Also Lower Skin Cancer Risk
Healthfday