炎症が体に与える影響とは？

ドニカ・ムーア医師（産婦人科医）の回答：

炎症は体に多くの悪影響を与える可能性があります。
心臓病から外傷、自己免疫疾患に至るまで、炎症は時には破壊的な影響を及ぼすことがあります。


デブラ・フルガム・ブルース医師（ヘルスケア）の回答：

炎症の仕組みは次の通りです。
炎症とは、感染やその他外部の「侵入者」と戦うための、体の免疫反応です。
体の防御機構の一部である白血球は、感染を排除し体を保護するタンパク質や、その他化合物を生成します。
加えて、体の免疫系が異種タンパクを検知すると、免疫系が反応してこの「侵入者」を排除しようとします。
通常、外部の細菌やウイルス、異常細胞のみが、この免疫反応の標的となります。

しかし時折、免疫系が作り出した炎症が自分自身の体の組織を攻撃することがあります。
言い換えれば、体が自分自身を裏切り、関節の痛みや腫れを伴う関節痛や、腎臓や心臓、皮膚、その他臓器といった他の領域の炎症などの深刻な疾患を引き起こすことがあるのです。

出典 sharecare『What effect does inflammation have on the body?』（2020年2月3日に利用）
https://www.sharecare.com/health/inflammation/effect-inflammation-on-body