片頭痛が多い人はうつ病になりやすい
片頭痛を持っている人はよりうつ病になりやすいという報告がカナダのカルガリー大学の研究者によりありました。
研究者は反対にうつ病を患っている人はより片頭痛になりやすいという報告もありました。
主執筆者、GEETA Modgill MSCは、偏頭痛や医師により診断されたうつ病のどちらかをもっている人は症状、兆候などのついて知っておくべきだと語っています。例えば偏頭痛患者はうつ病の症状、兆候について知っておくことがよいでしょう。
一部視野が欠けたり、強い光に当たったような眩しさを感じる場合には
激しい頭痛の兆候である可能性が高いです。
また足や腕のうずき、嘔吐や吐き気があるときも片頭痛発作の兆候である場合が多いです。
専門家は血管が拡張し、神経線維の化学物質と合わさることで片頭痛が起きると語っています。
頭蓋骨外側、皮膚のすぐ下にある動脈は頭痛中に大きくなり
化学物質は炎症、痛み、動脈拡張を引き起こす作用があります。
交感神経系は片頭痛発作中に吐き気を引き起こし、時には下痢を起こす場合もあります。
さらに食べ物の消化も遅くなり、体が栄養を摂り入れることにも影響を与えます。
血行が悪くなることで手足の震えも起き、光や音に対して敏感になります。
米国では2800万人の片頭痛患者がいるとされ、男性より女性の患者が多いと見られています。
Modgillと研究仲間ははうつ病は片頭痛の発生と一般人において関係があるのか、また反対に片頭痛がうつ病発生に関係するのか実験を行いました。
研究チームは15254人の情報が含まれているカナダの国民健康調査のデータを使い、1994年から隔年で12年間調査しました。調査対象の15%がうつ病を持っており、12%は片頭痛の発作があることが分かりました。調査結果をまとめると片頭痛持ちは、そうでない人に比べ60%うつ病になるリスクが高く、うつ病を経験した人はそうでない人に比べ40%も片頭痛を引き起こすリスクが高いとなりました。
どちらの結果も性別、年齢、持病などを考慮して出しています。
子供時代に感じたストレスがその後ストレスに対して脳が与える影響が変わると考えられており、しかし研究ではその影響に関して調査はしませんでした。
以下のサイトより引用
http://www.medicalnewstoday.com/articles/238264.php
以下のサイトより引用
http://www.medicalnewstoday.com/articles/238264.php