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睡眠不足が腸内細菌の変化に関係

睡眠時間が少なすぎると、腸内の細菌のバランスが崩れ肥満や2型糖尿病を含む特定の代謝状態に関連しているという新しい研究結果が示されています。

ヨーロッパの研究者は、睡眠不足が腸内の細菌の種類にどのように影響するかを調べるために、正常体重の9人の健康な男性の睡眠を制限するという研究を行いました。
被験者の男性は2日連続で、一晩でわずか4時間しか睡眠を取りませんでした。

この研究では、腸内細菌の多様性に変化はなかったものの、睡眠不足は既存の細菌群のバランスを変えるということが示されました。

これらの変化は、肥満者が他の研究で正常の体重の人と比較されたときに、見られる相違点のいくつかと平行していると、上級研究著者であるジョナサン・セデルネイス博士はジャーナルニュースリリースで述べています。
研究によると睡眠不足となった被験者は、インスリンの影響が20%程度、鈍感になりました。
この膵臓から分泌されるホルモンは、血糖値を調節する機能があります。
しかし、このインシュリン感受性の減少は、睡眠不足での腸内微生物叢の変化とは無関係だったとウプサラの神経科学准教授である研究第1著者のクリスチャン・ベネディクト博士は語りました。

これは、腸内細菌の変化が、ヒトのインスリン感受性を低下させる1日または数晩の睡眠を中断させる中心的なメカニズムではないことを示唆しているとベネディクト博士は付け加えました。

この研究の著者らは、睡眠障害の影響に対する感受性と、脳機能および代謝の健康にどのように影響するかを評価するために、より多くの研究が必要であると述べました。
「体重増加やインスリン抵抗性などの睡眠不足に起因する健康への負の影響を、腸内細菌叢の変化がどの程度までどのように変化させるかを調べるためには、より長く、かつ、より大きな臨床試験での睡眠介入が必要です。」

(記事元)https://consumer.healthday.com/vitamins-and-nutrition-information-27/microbiome-probiotics-986/sleep... .html