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研究が示す白人女性よりも黒人女性に多い乳がん死亡率

黒人女性にとっては、いやなニュースですが新しいレポートによると、黒人女性の方が白人女性よりも乳がんで死亡する可能性が高いことがわかりました。

シナイアーバン保健研究所と乳がん研究財団の共同研究では、2010年から2014年の間に米国最大の50都市において乳がんでの死亡率を研究しました。そしてThe journal Cancer Epidemiologyに報告されたところでは、アフリカ系アメリカ人の女性は、比較した白人女性よりも43%以上可能性が高かったことがわかりました。
そして、人種による死亡率の差がこれらのうち24の都市に拡大しています。アトランタは生存率においては最も高い格差がありました。
白人女性より乳がんで死亡する黒人女性が117%以上の可能性が高かったのです。黒人女性に偏るというこの確率はまた、テキサス州オースティン、カンザス州のウィチタ、テキサス州サンアントニオ、ミズーリ州のカンザスシティでも見られました。
しかし、良いニュースもあります。メンフィス、フィラデルフィアとボストンでは、両人種間でより高いレベルの生存率を示しました。

「我々は、黒人女性の不均衡さに驚きました。白人女性の乳がん死亡率は米国の研究都市の大部分で上がり続けています。」とシナイアーバン保健研究所の共同執筆者であるビジュー ハント博士はデイリーニュースに語りました。
「私たちは、メンフィス、フィラデルフィア、ボストンでの進歩に勇気づけられましたが、このデータは、まだ多くのやるべき作業があることを明らかにしています。」

乳癌は米国では女性のがん死亡原因の第2位です。
そして、2016年だけで、40450人の乳癌女性が亡くなっていると思われます。しかし、このエイボン財団の資金による研究では、なぜ黒人女性の方がはるかに予後が残念であることについての理由は探ってはいません。

「いくつかの要因は、早期発見のスクリーニング、治療、支持者、保険へのアクセスの欠如等などが可能性としてあります。格差を理解するためのより多くの研究を要求しています。」と、乳がん研究財団のマルク・S. ホーバート博士は、述べました。

黒人女性の乳癌の発見が遅れるという状況は、より深刻な後期状態での診断と治療の遅延という事実に直面しています。

「私の希望は、これらの知見が、私たちの国への警鐘となる役割を果たすことです。」と、エイボン財団理事長のシェリルヘイノネン氏は述べています。
「私達は、全ての女性が人種や支払い能力に関係なく 彼女達が値する生活のケアと生活の質を持てることを確実にする必要があります。」

(記事元)http://www.nydailynews.com/life-style/health/breast-cancer-kills-black-women-white-women-study-article-1.2818510