研究に裏付けられたアルツハイマー病発症リスクを軽減する21の方法

＜最も有用な予防策＞

最も有望な介入方法の3分の2は、健康的なライフスタイルの変化や、高血圧やコレステロール値等の心血管疾患危険因子を対象としたものに焦点が当てられています。

この研究では、395件の前向き観察研究とランダム化比較試験が分析されました。
研究者によると、同研究は「アルツハイマー病に関する、過去最も包括的で大規模な系統的レビューおよびメタ分析」であるといいます。

研究で判明した、科学的に売らずけられた上位10位の予防策には、以下が含まれます。

• 血糖値と体重を抑え、糖尿病を予防する
• 体重を健康な値に維持する（通常肥満度指数（BMI）25未満）
• 幼少期にできるだけ多くの教育を受ける
• 頭部の外傷を避ける（脳震とうなど）
• 読書や新しいことを学習することで、認知活動を続ける
• うつ病を回避または管理する
• コルチゾールレベルを上げる悪いストレスを管理する
• 座った状態から立ち上がったときに定期的にふらつきやめまいを感じる場合、「起立性低血圧」の治療を行う
• 中年期に血圧を管理する
• 血管内の血栓や動脈の損傷に寄与する可能性のあるアミノ酸であるホモシステイン値の上昇を避ける

「最も重要で見落とされがちな変更可能要因の1つは、血中のホモシステイン値が高いことです。」とイサクソン氏は語ります。

同氏はニューヨークを拠点とする予防クリニックで、ホモシステイン値の上昇に対抗するため、ビタミンB複合体を提案するだろうと述べました。

「しかしながら、過去の研究では、B複合体の補給は、脂肪分の多い魚に見られる脳の健康の良い成分であるオメガ3脂肪酸を十便に摂取している場合、より高い効果を発揮することが示されています。」と、イサクソン氏は説明しています。

「したがってこれは、疾患リスクの高い人々への臨床ケアに取り入れるべき介入方法に関する、複雑な意思決定の一例に過ぎません。」

出典 2020年7月20日更新 CNN health『21 ways to reduce your Alzheimer's risk, backed by research』 （2020年7月21日に利用）一部抜粋
https://edition.cnn.com/2020/07/20/health/alzheimers-disease-prevention-wellness/index.html