研究チームはSARS-CoV-2の潜在的な治療薬を特定
潜在的な治療薬の発見
テキサスA&M大学とテキサス大学医学部(UTMB)の研究チームが行った新しい研究によれば、連邦政府が承認した心臓薬が、SARS-CoV-2のヒト細胞宿主への侵入を防ぐのに有効であることが示されました。この研究は、心臓病の治療に使用される薬剤ベプリジルが、COVID-19の治療薬として有望である可能性を示唆しています。
研究チームとその指導者
この研究のリーダーは、テキサスA&M大学の化学科教授であり、グラディポアチェアの所持者であるウェンシェレイ・リュウ氏と、UTMBのSARS / MERS / COVID-19研究所所長であり、教授のチェン・テケント・ツェン氏です。リュウ氏はまた、テキサスA&M大学の医学、農業、生命科学の大学で客員教員を務めています。
有望な治療薬の発見
リュウ氏によると、「COVID-19患者に限られた利益を提供するために、現在利用できる薬はレムデシビルだけですが、ウイルスはそれを簡単に回避する可能性があります。」彼はさらに、「それに代わる医療を見つけることは不可欠です。」と述べました。「私たちのチームは、SARS-CoV-2のヒト細胞への侵入を阻害する能力について、30種類を超えるFDAと欧州医薬品庁が承認した医薬品をスクリーニングしました。そして、この研究では、ベプリジルがCOVID-19の治療に最も可能性があることがわかりました。この結果を受け、SARS-CoV-2に関連する臨床試験でベプリジルを使用することを真剣に検討するよう提唱します。」
研究の公開と今後の展望
この研究は現在、全米科学アカデミー(PNAS)の査読付き議事録のウェブサイトで入手可能であり、3月9日に印刷物として出版される予定です。さらに、テキサスA&Mの6人の研究者とUTMBの4人の研究者を含むチームは、現在、臨床試験の可能性がある動物モデルによる更なる研究を計画しています。
【以下のリンクより引用】
Research team identifies potential drug to treat SARS-CoV-2
Medical Xpress