神経質でいることが愛犬には良いかもしれない
Scientific Reports誌に掲載された新しい研究によると、犬は飼い主との繋がりが深く、同じようなストレスレベルを共有しているようです。
研究者たちは、飼主がストレスにさらされている時には、愛犬もそうである傾向があると発見しました。
あなたの性格のある一面、主にあなたがどのくらい神経質であるかということも愛犬がどの程度ストレスを受けているかに影響するかもしれません。
スウェーデンの研究者たちは、58人のシェトランドシープドッグとボーダーコリーの性格や犬の性格について調査しました。
それから彼らは犬の活動レベルを監視するため、1週間の間、犬に特別な首輪を装着させました。
ストレスレベルを測定するために、研究者は人間と犬の毛のサンプルを採取し、両方の中のストレスホルモンであるコルチゾールの濃度を分析しました。
犬の活動レベルは、彼らがどれほどストレスを感じたかには影響しませんでした。
犬の性格(飼い主が記入した有効な犬の性格調査票で測定)も飼い主が働いた日数もバラバラでした。
問題になっていたのは、飼い主がどれほどストレスを感じていたのかということと、特定の人格特性でした。
犬のコルチゾール濃度は人間のそういう状態と同期していました。
不思議なことに、飼主がより神経質である場合は、実際には、よりコルチゾール濃度の低い犬を飼っていました。
「神経質な人であるほど自分の愛犬との強い結びつきを形成していることを示す兆候がいくつかあります。」
と研究著者らは述べています。
「そして、これらの人々は、他の人々よりもかなりの範囲で、彼らの犬を社会的支持者として使用しています。」
それは、言い換えれば飼主の彼らがペットのための強力な社会的支援者として役立つかもしれないことを意味します。
研究の共同執筆者であるスウェーデンのリンシェーピング大学の上級講師であるリナ・ロス博士は、次のように述べています。
「さまざまな種類の相互作用が発生する可能性がありますが、これについてはさらに検討する必要があります。」
こういった関係は、雌犬で飼い主と一緒に仕事をするために多くの時間を費やす競争犬のようなタイプで特に強く見られました。
他の種の研究では「雄と比較して、雌はより高い感情的な反応を示す」ことが示唆されています。
「われわれと犬との間には本当に特別な絆があります。」
とロス博士は言います。
次に、研究者たちはより多くの種類の犬について、また、猫などの他のペットについても同様の研究を行う予定です。
【以下のウェブサイトより引用】