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科学的事実が証明する里子たちの大変な生活

小児科ジャーナルが月曜日に報告したところによると、米国里親ケアシステム(養護施設)の子どもたちは、うつ病、喘息および肥満のような感情的および物理的な健康問題のリスクを被る可能性が高いことがわかりました。

カリフォルニア大学アーバイン校の社会学者は、900,000人以上の子どもについて調査しました。
彼らは、養護施設の子供達は、シングルマザーや経済的に恵まれない家庭を含め、一般集団で他の子供たちよりも、7倍うつ症状となる可能性が高く、5倍不安な気持ちになる可能性が高く、また、6倍以上問題行動を取る傾向があることを報告しました。
施設の子供たちはまた、注意欠陥障害を持つ確率が3倍以上高かったのです。

「養護施設で過ごしてきた子どもたちの心身の幸福について一般の子どもたちと比較した研究はこれまでありませんでした。」と、UCIの社会学准教授で研究の共著者のクリスティン・ターネイ博士は報告しました。

 養護施設の子供たちは、聴覚と視覚障害を持っている割合も3倍以上高かったのです。また、喘息を発症したり、肥満になったり、発話の問題や学習障害になる割合も2倍でした。

「養護施設にいる子供たちは一般の子供たちよりも、健康状態がかなり悪化しています。」とターネイ博士は指摘します。

報告書では、小児科医へのアドバイスとして養護施設にいる子どもたちを治療する際には、このことによく留意するように助言しています。これら傷つきやすい子供達のためのより多くの研究が求められます。

 

(記事元)http://www.nydailynews.com/life-style/health/science-backs-foster-care-sucks-article-1.2833834