米：子供の人工甘味料の消費量が200％増加

米国で子供の低カロリー甘味料の消費量が、1999年から2012年にかけて200％急増したという驚くべき報告書が、栄養学および栄養学会ジャーナルに掲載されました。

ジョージワシントン大学の研究によれば、2009年〜2012年のデータに基づく国民健康栄養調査では、米国の子供の約25％が、砂糖代用品（アスパルテーム、スクラロース、サッカリンなど）を摂取しています。
これは1999年から2000年に収集された既存データでは、わずか8.7％だったのに対し、大幅に増加しました。

1日1回の低カロリー甘味料の使用は子供の80％と成人の56％が報告していますが、子供の20％、成人の44％のみが毎日1回以上それを消費しています。研究の成人の17％は、1日3回以上、人工甘味料を摂取しており、成人の体格指数（BMI）とともに有病率が増加しています。

 さらに、低カロリー甘味料の消費量の約70％は家庭で発生しています。家庭で消費カロリーの3分の2を消費しているという最近の調査では、人工甘味料の摂取量が全体の食物消費を反映している可能性があります。

なぜ偽の砂糖の利用率は高いのでしょう？
研究者らは、砂糖摂取量の減少、利用可能性の高まり、安価な低カロリー甘味料の増加、および/または2型糖尿病の罹患率の増加などを警告する肥満予防キャンペーンが影響していると提唱しました。

人々は食事から低カロリーの甘味料を減らす必要はないと執筆者のアリソン・シルベツキー氏はデイリー・ニュースに語りました。
まだ、そのような勧告を行うのに十分な科学的コンセンサスがありません。

「低カロリー甘味料を避けるよう人々に伝えたくないというのは、それが有害であることを示唆する証拠がほとんどないからです。」とシルベツキー氏は述べました。
「しかし、それらがダイエットの役に立つと示唆する証拠も多くはありません。」

（記事元）http://www.nydailynews.com/life-style/health/kids-consumption-artificial-sweeteners-increased-200-article-1.2942607