米国FDA、イーライリリーのアルツハイマー病診断薬を承認
(ロイター)- 米食品医薬品局(FDA) は木曜日、製薬会社のイーライリリー社と同社のアルツハイマー病の重要な特徴であるタウを検出する放射性薬剤を承認しました。
アミロイドとタウという2つのタンパク質が異常なパターンとなることが、アルツハイマー病に関係している脳消耗性疾患の特徴と考えられています。
FDAは、リリー社の薬剤であるタウビッド(Tauvid)は、脳内のタウのもつれを検出するための承認を得た最初の薬剤であると述べました。
これは、死亡した人の脳を研究するという現在の検出方法からの飛躍を示しています。
タウは、アルツハイマー病患者の脳のニューロン内で神経原線維変化を形成します。
このイーライリリー社の薬剤は患者に静脈内投与され、タウが形成されることが知られている脳の特定の部位に結合します。
次に、PETスキャンで脳を画像化して、これらのもつれを特定することができます。
リリー社のこの薬剤は、米国の主な死因のトップ10のうちの1つであるアルツハイマー病の診断用であり、治療のための薬剤ではありません。
【以下のリンクより引用】
U.S. FDA approves Eli Lilly's diagnostic agent for Alzheimer's disease
Reuters