米国FDAがレッドヒル社の細菌感染治療を承認
(ロイター)- レッドヒル・バイオファーマ社(RedHill Biopharma Ltd)は月曜日、ヘリコバクター・ピロリ菌感染症の治療のための3剤併用療法薬が 米国食品医薬品局によって承認されたのを受け、同社の株価は25%増加したと発表しました。
タリシア(Talicia)というその薬は、アモキシシリンとリファブチンの2つの抗菌薬、および胸焼けに使用される一般的な治療薬であるオメプラゾールを含む経口カプセルです。
この治療薬は来年の第1四半期に発売される予定です。
同社は、薬の予定価格の開示については拒否しました。
イスラエルに本拠を置く同社は、この薬は現在のクラリスロマイシンをベースとした標準治療療薬に対するピロリ菌の高い耐性に対処するように デザインされていると述べました。
「ピロリ菌は、標準治療に使用されている既存の抗菌薬に対する耐性がある、いわゆる「スーパーバグ」の1つであるため、ますます警戒されて います。」
と最高経営責任者のベン・ベンハー博士はロイター誌に語りました。
この承認は、治療の成分の1つであるリファブチンに対する耐性が認められなかった臨床試験に基づいています。
この薬はまた、臨床研究でピロリ菌感染を84%撲滅しています。
薬剤耐性は、抗生物質やその他の抗菌薬の誤用と過剰使用によって引き起こされ、これにより、細菌が薬を打ち破るための新しい方法を見つけて 生き残るために進化するようになります。
レッドヒル社によると、ヘリコバクターピロリ感染は、世界中の人口の50%以上に影響を及ぼしており、胃癌の最も強力な危険因子の1つとなって います。
【以下のリンクより引用】
U.S. FDA approves RedHill's bacterial infection treatment
Reuters