米国・保健当局のトップは11月までにCOVIDワクチンの承認はありそうにないと言う

（ロイター）-　トランプ政権の「オペレーションワープスピード」プログラムに裏打ちされた潜在的なCOVID-19ワクチンは、大規模な臨床試験に必要な時間を考慮すると11月または12月以前に規制当局からゴーサインが出ることはほとんどないと国立衛生研究所の所長は木曜日に述べました。

記者団との電話会見で、フランシス・コリンズ氏は、少なくとも10,000人でワクチンをテストすると、安全性と有効性の十分な証拠が得られ、より広範囲に使用できるようになると考えていると述べました。

これまでに開始された米国の後期ワクチン試験は、最大3万人の採用を目指しています。

「私たちが科学的に知ることに基づいて、FDAがそのような判断を下せるのは10月1日よりかなり後になるでしょう。」

とコリンズ氏は米国食品医薬品局に言及しています。

「最善を尽くしておそらく11月か12月が最速であると思われます。」

彼はまた、各企業によって資金提供された6つのワクチンの少なくとも1つが年末までに安全で効果的であると示されると確信していると付け加えました。

ドナルドトランプ大統領は先週、11月3日の選挙前に米国民がコロナウイルスワクチンを接種できる可能性があると、彼自身のホワイトハウスの健康専門家によって示唆されたものよりもタイミングに関する、より楽観的な予測を述べました。

コリンズ氏は、米国で製造されたワクチンの最初の数千万回は、合併症のリスクが高い患者や第一線の医療従事者など、最も必要としている人々に割り当てられると予想しています。

米国政府は、COVID-19と戦うための医薬品へのアクセスを加速することを目的としたプログラムを通じて、いくつかのワクチンと治療方法の開発へ、資金提供という形で支援してきました。

米国の公衆衛生当局は先月、ワクチンが利用可能になった時に、誰が最初にワクチンの投与を受けるべきかを決定するためのガイドラインを開発するよう科学者と倫理学者のグループに命じました。

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Reuters