米国ではスーパー淋病が増加中です
新しい研究によるとスーパー淋病の比率 -抗菌耐性型性感染症 –は全国の都市で、2000年代を通じて上昇しました。
CDCからの研究ではその脅威が現実であり、抗菌薬耐性が強力になれば将来にわたって我々が感染を防ぐ努力を難しくなっていきます。
淋病がシプロフロキサシンと呼ばれる抗生物質に対してますます耐性になったとき、CDCはその使用に対して推奨する2007年の治療ガイドラインを変更し、淋病にまだ有効なセフトリアキソンの使用を指示しました。
しかしシプロフロキサシンに耐性のあるスーパー淋病が増加していた1991年から2006年を振り返ってみると、セフトリアキソンの効果が薄れる場合に何が起きてしまうかという警笛を発していましたが。
新しい研究は、新興感染症の2014年4月号に掲載されました。
研究者は2006年までにスーパー淋病率はデンバー、ホノルル、ミネアポリス、フェニックス、ポートランド、サンディエゴ、サンフランシスコ、シアトルなどの都市で上昇したと示しています。
淋病は治癒するために使用される薬品に対する耐性を発達させるのに長けています。もはやペニシリンや他の抗菌薬では効きません。抗生物質のセフィキシムとセフトリアキソンがそれらから守るための最後の方法になっています。もし淋病がこれらの薬品への耐性を発達させた場合、公衆衛生上大きな問題となります。
昨年トロントで、これらの薬品にも効かない淋病の不治の株が見つかりました。
シプロフロキサシンに耐性であった病気の株は最初ハワイとカリフォルニアで発現し、全米へ広がっていきました。この研究では1991年から2006年の間に17都市で淋病率と耐性淋病率を分析しました。(これらの都市は国全体の代表ではないかもしれません。たまたまデータがそろっていただけです)
淋病は、耐性の低い都市で一般的でした。しかし憂慮すべきことは耐性が低い都市では淋病の率が下がっているのに、耐性の高い都市で淋病の率が上がっていることです。
研究者は、より高い耐性と淋病の発生の増加との関係は偶然ではないとしています。もし淋病のなかで10%が耐性であれば、淋病の発生において7%の上昇があるのです。
毎年、米国で82万例の淋病が起きています。
http://www.businessinsider.com/ciprofloxacin-resistance-and-gonorrhea-incidence-2014-3