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JapanRx / 米国で有効なHPVワクチンは他の国の女性で保護効果がない可能性

米国で有効なHPVワクチンは他の国の女性で保護効果がない可能性

Dartmouth's and Dartmouth-Hitchcock's Norris Cotton の研究チームは、米国のヒトパピローマウイルス(hrHPV)株を標的とする同じワクチン接種プログラムが、他の国の女性では、その病気からの保護に効果的ではない可能性があることを発見しました。

グレゴリーJ.ツォンガリス博士が率いるホンジュラスにおいての長年の研究では、米国と比較してhrHPVの有病率が非常に異なっていることを示しています。

子宮頸がんの大部分は、HPV感染を防御するために利用できるさまざまなワクチンを使用したhrHPVの持続的な感染によって引き起こされます。

これらの調査結果「低所得国および中所得国におけるHPV、ワクチン、および子宮頸がん」は、医療誌「Current Problems in Cancer」に新たに掲載されました。

「ホンジュラスの複数の場所に居住している2,645人の女性で、hrHPVの種類についてテストを行い、ウイルスの種類の有病率が米国のものとはかなり異なることを確認した後、私たちは、どのワクチンがその地域の状況に最も効果的であるか、そして、どのhrHPVタイプがホンジュラスの女性の子宮頸がん組織に最も一般的に見られるのかを確認しました。

2種類のHPVタイプに対する2価ワクチンと4種類のHPVタイプに対する4価ワクチンは、ホンジュラスでは、このウイルスに感染した女性の約半分にしか保護されません。

最も高価なワクチンでは大部分の女性を保護しますが、低中所得国での、多くのワクチン接種プログラムはより安価なワクチンを使用しており、これらのワクチンからは十分な保護が提供されません。

HPVを適切に接種することで子宮頸がんの発生率を減らすことができますが、ツォンガリス博士は予防接種の対象を理解することが重要であると警告しています。

チームの次のステップは、ホンジュラスの女性におけるhrHPVの有病率の調査を継続することと、米国以外の場所からの子宮頸部腫瘍でhrHPタイプの振り分けを行い、どのウイルス型が子宮頸部腫瘍組織に存在するかを決定することです。

「私たちはまた、治療薬としてのワクチンの使用を研究する機会を探っています。」

とツォンガリス博士は述べています。

 

【以下のリンクより引用】

HPV vaccines that work in the U.S. may not be effective in protecting other populations of women

News Medical Net