米国のはしかは4月上旬で約20%急増
[ロイター]アメリカ連邦の保健当局は、今年4月11日までの1週間で、はしかの確定症例数が20%近く急増したと発表しました。
米国疾病管理予防センター(CDC)によると、
4月11日の時点で、今年の初め以来4月4日までに確定された465症例から急増し、555症例を記録しました。
これらの症例は、全国の20の州で確認されました。
麻疹ウイルスは非常に伝染性が強く、特に小児では合併症や死亡につながる可能性があります。
CDCの報告書では、死亡者がいるかどうかについては述べられていません。
また、米国での流行は世界的な発症増加の一部にすぎません。
世界保健機関は月曜日に、世界のはしかの症例数は、2019年第1四半期には前年同期比で4倍近く増加し、112,163件であったことを報告しました。
科学的証拠に反して、ワクチンの中の成分が自閉症、または、他の疾患を引き起こす可能性があると信じるワクチン反対派の親もいます。
月曜日、5人の両親がニューヨーク州裁判所に市の保健部に対して訴訟を起こし、麻疹ワクチンが彼らの宗教的信念に反するという理由で、
ワクチン接種の緊急命令の停止を要求しました。
これについて、市の保健省はコメントの要請には応じませんでした。
イスラエルへの旅が・・・
地元の保健当局によると、ニューヨーク市では、ブルックリンの正統派ユダヤ人コミュニティの子供たちの大多数で10月以来329例の麻疹を確認しており、そのうち先週の緊急命令以降は44症例でした。
ニューヨークの保健局によると、追加の44症例のうち6症例が新たに診断されましたが、更に他の38症例が最近見つかりました。
ビル・ド・ブラジオ市長は、先週、この都市での集団発生が公衆衛生上の緊急事態であると宣言し、ブルックリンの流行地域に住んでいるワクチン未接種の人々に、ワクチンを接種しない場合に罰金を科すよう命じました。
市長によると、1991年以降で、最悪の流行が見られているとのことです。
入院しなければならない人もいましたが、先週の時点で死亡者は報告されていません。
ニューヨークの保健当局者は、ブルックリン地区での発生は、予防接種を受けていない子供が、はしかが流行しているイスラエルへ旅行し、
そこから誰かが持ち帰ったことによって引き起こされたと述べています。
別の集団発生がニューヨーク州のロックランド郡の正統派ユダヤ人の集団でも見られています。
当局者は先月、予防接種を受けていない子供たちに対して、公共の場へ出ることを禁じました。
【以下のウェブサイトより引用】