電話: (050) 5806 4417

平日09:30~18:30(日本時間)

JapanRx / 米国の調査: COVID-19は子供では重症がほとんど見られない

米国の調査: COVID-19は子供では重症がほとんど見られない

2020年4月7日(Heathday news)- 中国での同様の研究での調査結果を反映し、アメリカの子供におけるコロナウイルス感染の最初の包括的な集計では、子供が重症となる可能性がはるかに低いことが示されています。

18歳未満の子供は、成人よりもCOVID-19と診断される可能性がはるかに低いようです。

 18歳未満の人は米国の人口の22%を占めていますが、2月12日から4月2日の間に記録された症例に占める割合はわずか1.7%でした。

子供たちが新型コロナウイルスに感染したとしてもその症状は通常軽度であると、米国疾病対策センター(CDC) COVID-19対応チームのルーシー・マクナマラ氏が率いるチームは述べました。

18歳から64歳の成人の10%と比較して、COVID-19の小児での入院は6%弱であったことが研究によりわかりました。

子供の死亡というのは全て悲劇ではありますが、研究で調査がされたCOVID-19にかかった2,572人の子供のうち、死亡は3人だけであったとチームは報告しました。

マクナマラ氏のチームは、COVID-19の通常の症状でさえ、子供にはあまり現れないと指摘しました。

CDCのグループは、「COVID-19にかかった小児は入院が比較的少なく、発熱、咳、息切れは大人よりも少ない」と述べています。

小児の症例が重症である場合、ほとんどの場合、小児は基礎疾患に喘息、心臓病、または癌治療などでの免疫療法による抑制などの潜在的な病状があると、研究著者らは述べました。

CDCのチームは、子供のその他の病歴に関するデータが入手できた約300の症例の中で、ICUに入院した6人の患者全員を含む37人中、28人(77%)の入院患者には、1つ以上の基礎疾患があったと報告しました。

調査結果は、パンデミックが始まった中国での小児COVID-19症例の先行研究と一致していると研究者らは述べました。

ローリー・ルービン博士は、ニューヨーク州ニューハイドパークにあるコーエンチルドレンズメディカルセンターで小児感染症の治療を指導しています。

CDCの報告を読み、博士はCOVID-19で深刻な症状になる可能性は大人よりもはるかに低いということに同意しました。

 

深刻な病気が発生した場合、それは通常別の慢性的な健康状態に関連しているとルービン博士は説明しました。

ごくまれに、他の点では健康な子供がCOVID-19で重症になる可能性があります。それは、「その子供が持つ、遺伝的素因により、他の子供よりもウイルスに対するより炎症反応がより強いか過度であることに関連している可能性があると、理論づけています。

別の専門家は、認識されているよりも多くの子供がおそらくコロナウイルスに感染していると指摘しました。

「私は非常に軽い症状か無症状であるが、おそらくこの病気にかかっているであろう子供たちが非常に多くいることを強調したいと思います。」

とニューヨーク州ニューハイドパークのノースウェルヘルスのグローバルヘルスディレクターであるエリックシエペナ博士は述べました。

「確かに、この年齢層の死亡リスクはそれほど高くないので、人々には安心してもらいたいです。」

まれに非常に悲劇的な死亡が発生しますが、「子供たちにはほとんど見られません。そしてそれは本当に私たちが学んだ教訓です。」と彼は述べました。

しかしマクナマラ氏のチームは、たとえそうであっても、社会的距離、手洗い、その他の予防策は子供たちにも適用されなければならないことを強調しました。

そうすることで「医療システムの過剰負担を防ぎ、高齢者やあらゆる年齢の人が守られます。」とCDCのチームは記しています。

 

新しい報告書は、4月6日にCDCの罹患率と死亡率の週報で発表されました。

 

【以下のリンクより引用】

U.S. Study Finds COVID-19 Seldom Severe in Kids

Health Day