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JapanRx / 米国内では2019年にアルボウイルス性疾患が1,173症例報告

米国内では2019年にアルボウイルス性疾患が1,173症例報告

‐ 症例の83%はウエストナイルウイルス病の症例であり、そのうち65%は神経浸潤性疾患として分類 ‐

2021812日(ヘルスディニュース)- 米国疾病予防管理センター(CDC)発行の罹患率と死亡率の週報813日号に発表された研究によると、2019年には米国内で1,173例のアルボウイルス病が発症し、そのうち83%がウエストナイルウイルス病(WNV)でした。

アトランタにあるCDCのグレース・M・ヴァレイ氏と同僚は、2019年にCDCに全国から報告された国内でのアルボウイルスに関する調査データを要約しました。

研究者は、971件(83%)のWNV疾患の症例を含めた1,173症例の国内のアルボウイルス性疾患が全米47州とコロンビア特別区で2019年に報告されたことに注目しています。

WNV疾患症例の65%が神経浸潤性疾患に分類され、全国発生率は100,000人あたりの症例数は0.19人で、2009年から2018年の期間での年間発生率の中央値より53%低いことがわかりました。

前年と比較して2019年では、ポワッサンおよび東部馬脳炎ウイルスの症例が多く報告されました。

無菌性髄膜炎または脳炎の患者では、医療機関ではアルボウイルス感染を考慮し、推奨される診断検査を実行した症例を公的保健当局に報告する必要があります。

「国内のアルボウイルスに対するヒトのワクチンはないため、予防策は、殺虫剤の適用や繁殖地の削減といった、媒介生物の数を減らすための地域社会と家庭の努力、忌避剤や保護剤を用いて蚊やダニに刺されないようにするための個人用保護具の使用や、その他の感染経路を最小限に抑えるための血液検査などがります。」

と著者は記しています。



【以下のリンクより引用】

1,173 Cases of Domestic Arboviral Disease Reported in 2019 in United States

Healthday

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