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JapanRx / 精神障害は、後の身体疾患発症リスクを高める

精神障害は、後の身体疾患発症リスクを高める

オンラインジャーナルプラス・ワンに発表された新しい研究では、うつ病が関節炎や消化器系疾患のリスクを高め、不安障害の後には皮膚疾患が起こる傾向にあることが示されました。

バーゼル大学とルール大学ボーフムが、若者の身体疾患と精神障害における時間的パターンと関連性を調べることを目的とした研究を行いました。

研究者らは、米国に住む13~18歳の若者6,483人のデータを分析しました。
結果、うつ病などの情動障害の発症するとその後高確率で関節炎や消化器疾患を発症し、また同様の関連性が不安障害と皮膚疾患の間にも存在することがわかりました。
不安障害と心疾患、そして初めててんかん性疾患と摂食障害の間にも密接な関連が観察されました。

研究者らは、この調査結果は精神障害と身体疾患の間の因果関係における「重要な見解」を示し、幼い頃からメンタルヘルスと身体的健康を密接に関連付けて治療するべきであると述べています。

この研究の筆頭著者であるマリオン・テジェソフ氏は、次のように述べています。
「私たちは、過去には1件の事例でしか確認されていなかった、てんかん発症後に摂食障害発症リスクが上昇するという説を初めて確立しました。」
これは、てんかんの治療アプローチが摂食障害の観点においても可能性を秘めていることを示しています。

出典:2016年11月28日更新 Health Spectator UK 『Poor mental health raises risk of physical diseases in later life』(2019年5月14日に利用)
https://health.spectator.co.uk/poor-mental-health-raises-risk-physical-diseases-later-life/