細胞に入りこむと何がおきる？

Tata Institute of Fundamental Researchという研究施設の科学者は、ショウジョウバエを用いて、動物の精子の放出プロセスの最初の記述を提供している。
科学者のデュービー氏らは、雑誌Developmental Cellの2016年9月12日号に掲載された論文の中で、生きたショウジョウバエの精巣における精子放出の細胞の記述を示している。

このような過程が動物種において動画で視覚化にされたのは初めてです。
この過程を調べている間に、成熟した精子による絶え間ない侵襲の試みに反応する細胞の前例のない現象も発見しました。
成熟した精子が精巣を出る前に最終段階で活発に隣接する体細胞に入りこむことが示されました。毎回、細胞は局所的な反応を示し、侵入する精子を積極的に押し戻そうとします。
この現象は、アクチン重合体および膜ダイナミクスの局所自己集合によって引き起こされます。

この結果は真核生物細胞が微生物およびその周囲の他のナノ粒子による潜在的な物理的侵入をどのように防止するかをより広く説明することができます。

（記事元）
https://www.sciencedaily.com/releases/2016/09/160912111927.htm