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JapanRx / 胸やけと酸逆流、胃食道逆流症(GERD)の違い

胸やけと酸逆流、胃食道逆流症(GERD)の違い

Q: 
胸やけと酸逆流は同じものですか?GERDとはどう異なりますか?

A: 
異なるものですが、関連しています。
食道は、主に平滑筋で出来ています。
これは喉から胸腔にかけて伸びており、腹部を過ぎると、胃に繋がります。
物を飲み込むと食道が開き、食べ物を飲み下します。

食道下部には、胃と分けるための弁があります。
この弁は通常閉じています。
物を飲み込むとこれが開き、食べ物が通ってから、再び閉じます。
酸逆流は、この弁が開くべきではない時に開いてしまう疾患です。
これにより、胃の内容物(胃酸や消化液、酵素および/もしくは食べ物)が胃から食道に逆戻りし、症状を引き起こします。

正常な人は、1日最大1時間の逆流が起こっていても、それを感じないことがあります。
しかし、逆流の問題がある人は、胸やけを引き起こすことがあります。
これは、胸の中部、胸骨下に感じる熱傷感を指します。
特に、食後や夜横になった時に起こります。
そのため、胸やけは酸逆流の症状なのです。
酸逆流はまた、逆流症を引き起こすことがあります。

GERDとは、gastroesophageal reflux diseaseの略語です。
酸逆流の症状がより重度であり、胃の内容物が食道まで逆戻りすることが問題になります。
また、咳や喉の裏側に塊があるような感覚を引き起こします。

—消化器内科医、スコット・ガバード医師

出典: 2019年11月27更新 health essentials『What’s the Difference Between Heartburn, Acid Reflux and GERD?』(2019年12月4日に利用)
https://health.clevelandclinic.org/whats-the-difference-between-heartburn-acid-reflux-and-gerd/