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脳卒中や認知症のリスクはコーヒーとお茶の消費で下がる

脳卒中と認知症の発症のハザード比が最も低いのは、12杯〜3杯のコーヒー、3杯〜5杯のお茶、合計14杯〜6杯の合計摂取量であるようです。

20211123日(ヘルスディニュース)- PLOSメディシンで1116日にオンラインで公開された研究によると、コーヒーと紅茶を別々に、または組み合わせて摂取すると、脳卒中と認知症を発症するリスクが低下します。

中国の天津医科大学の ユアン・ザン氏(Dr. Yuan Zhang)らは、英国バイオバンクの50歳〜74歳の参加者365,682人を対象とした研究で、コーヒーとお茶の摂取量と脳卒中や認知症を発症するリスクとの相関関係を調べました。

研究者らは、追跡期間中央値114か月の間に5,079人の参加者が認知症を発症し、10,053人が脳卒中を発症したことを発見しました。

コーヒーとお茶には脳卒中と認知症との非線型での関連がありました。

脳卒中と認知症の発症のハザード比が最も低いのは、コーヒーの摂取量が1日カップ2杯〜3杯、お茶は13杯〜5杯の摂取量、またはそれらの合計摂取量が1日カップ4杯〜6杯でした。

1日に2杯〜3杯のコーヒーと23杯のお茶を飲むと、お茶とコーヒーを飲まない場合と比較して、脳卒中と認知症のリスクが大幅に低下しました(ハザード比はそれぞれ0.680.72)。

お茶とコーヒーの摂取の組み合わせでは、虚血性脳卒中と血管性認知症のリスクが低いことがわかりました。

この組み合わせはまた、脳卒中発症後の認知症のリスクが低く、コーヒーとお茶を13杯〜6杯飲んだ時にそのリスクが最も低くなります(ハザード比は0.52)。



「こういった情報の提供により脳卒中と認知症の予後を改善できるかどうかについてはまだ解りません。」

と著者らは記しています。



【以下のリンクより引用】

Risk for Stroke, Dementia Down With Coffee, Tea Consumption

Healthday

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