自分が自閉症だと学ぶことがなぜ幸運なのか

【29歳のエミリー：自閉症女性が直面するユニークな闘い】

自閉症は男性ばかりではありませんが、自閉症の女性は男性よりも誤診される可能性がはるかに高いのです。
そういった多くの女性にとっては、人生の後半になるまで、自分が高機能自閉症またはアスペルガー症候群があることが分からないと言われています。

全米自閉症協会（NAS）自閉症センターの責任者であるキャロルポベイ氏は、自閉症スペクトラムはすべての人が異なることを指摘しています。
しかし、一般的に、女の子は、自閉症の兆候が見えにくくそれが自閉症の診断を困難にしてしまっています。

エミリー・スワテック（29歳）は昨年、アスペルガー症候群の診断を受ける前に、彼女は誤診と思われるさまざまな症状を抱えていると言っていました。
ここでは、自閉症の女性であるという経験と、正しい診断が彼女の生活の質に及ぼす変化について述べます。

「私はいつも他の女性や女の子とは違う所にいると感じていました。学校にも本当になじめませんでした。しかし私はいつもとても巧みにふるまていました。自分を見つめるのはとても簡単でした。私は隠れ自閉症だったので、本当に何が起こっているのかを記述するための言葉を持っていませんでした。
なぜなら、自分の経験が他の人と違うということを知るすべがわからなかったのです。

突然スイッチがONに。

「自閉症が確認されるまで、私はかなり色々な病気と誤診されていました。約5年前まで、私は症状を隠すようにコントロールしていましたが、その後てんかん以外の発作が起きました。
これらは自閉症の中で実際に一般的な感覚過負荷のために起こります。
しかし、その関係が考慮されていませんでした。代わりに、私の精神的健康が悪化するように思われ、境界性人格障害から双極性障害に至るまで他の病気ではないかといわれていました。

「昨年、国立自閉症協会（National Autistic Society）で働き始めて、自閉症の女性と会って私が自閉症の可能性があることが初めてわかりました。
そう、あなたは私だったのです。
自閉症の人は、仮説的思考がとても難しいので、他の人の中に自分を見て、それが突然私と同じであることを突き止めるのです。それから、私は診断を受けて、それから人生が変わりました。」

「私は大学、中等学校、小学校時代を振り返り、私が社会的な常識をあまり理解していなかったことを示すすべての状況がありました。
例えば、大学へ入学し1年の時、友人とカードゲームをしていました。
私はすべてがうまくいっていると思っていましたが、2人の女の子が非常に怒って帰ってしまいました。
私はちょうど私が他の人と一緒に冗談を交わし、遊んでいたと思っていましたが、気が付かないうちに一線を超える何かをしてしまったのです。」

「私が、自分が自閉症だと話すと、驚かれ、混乱するような表情を見ることがあります。
しかし、私は本当におしゃべりで社交的なので、人々が認識している自閉症の多くのステレオタイプを打ち破ります。
先日、私は朝、何も話したくないので、家で仕事をしなければなりませんでした。それは私が話さないことを選択したのではなくて、物理的に話ができなかったのです。なぜなら、私は社会的疲労を完全にリセットする必要があるほど疲れてしまったのです。
また、私は、メルトダウンして、自分自身を叩いてしまうこともあります。
そのようなことは他人が見て理解することは非常に困難です。

「女性と自閉症の専門医に出会えた私はラッキーでした。他の多くの女性のように、私は非常によく模倣しています。私は非常におしゃべりなので、自閉症ではないと簡単に診断されてしまいます。しかし、医師には、女性を診断するためのより良い訓練が絶対に必要です。より微妙な兆候を探してください。
そして、より一般的な意識向上が必要であると思います。私はもっと多くの女性の症例を見てみたいです。キャリアに成功し、人生においてもポジティブな関係を築いているものの自閉症を抱えている成功した女性はどこにでもいます。

【サポートを求む】

「自閉症の可能性が高いと思う女性に対する私のアドバイスは、できるだけ多くの研究をすることです。あなたの状態があなたの生活にどのように影響するか、コミュニケーションをとるのがいかに挑戦的であるかなどをメモに取り、医師に話し、専門家への紹介を得ることができるか確認して下さい。
あなたの人生を管理するのに役立つ戦略を見つけるための診断が得られるまで待つ必要はありません。

（記事元）http://www.netdoctor.co.uk/healthy-living/mental-health/a27301/getting-diagnosed-with-autism-as-a-woman/