自転車競技　データ漏えい：フルームとウィギンズにスポットライトが当たる

ロンドン（ロイター）
-昨年、3回のツールドフランスチャンピオンのクリス・フルームの情報が彼のプライベートな医療情報のハッキングによって明らかとなりました。
ジェーレン・スワートは、Cycling Tips のウェブサイトのインタビューで、疑惑のロシアのサイバーハッカーによって公開された他のデータにより、クリーンなチームスカイのイメージが悪くなったが、「実際はきれいで潔白だ。」と述べています。

米国のサイバーセキュリティ研究者によって『APT28』と『ファンシーベア』として識別されたグループは、フルームが出場した2012年ツアーの優勝者、ブラッドリー・ウィギンスが治療目的で使用した医療適用措置（TUE）を漏えいしました。
 
フルームの情報の漏洩が白日の下にさらされるた際には、彼の情報については完全に透明化されており、TUEについてもすでに公になっていたので、その書類はその事実を裏付けしたにすぎないとスワートは述べました。
フルームが批判に対して弁明すると決断し、生理学的テストを受けると決断した後もトレーニングを続けていました。彼にはやましいとことは何一つありません。 2015年に、
コルチゾンのTUEを勧めたのはデビッド・ウォルシュ氏であったと思われます。
ツアーの最後の週に彼は肺の感染症または喘息を患っていました。でも彼はそれを拒否し薬なしで競技に参加しました。　

そのような観点に基づくと、ウィギンズとそのチームが好ましくない状況下にあってもフルーム氏サイドでは、それは問題ないと考えていたようです。
ツアーにおいて、英国人最初の優勝者で、先月のリオ大会後に8つのメダルを獲得した英国でもっとも称賛されるオリンピック選手であるウィギンズは、今回の漏洩に含まれるアレルギー注射の使用について嫌疑にかけられています。 明確な示唆はありませんでしたが、喘息の問題を治療するために使用されたトリアムシノロンの注射は、彼がサイクリングの「無針」に執着していたウィギンズの以前の主張を覆してしまいました。

ウィギンズは、2012年の自叙伝で、こう書いています。
私は予防接種をしたこともないし、点滴もありません。 ウィギンズのスポークスマンは、流出した情報にある『注射』は完全にスポーツの運営組織によって承認されていた喘息の筋肉治療と述べました。

スワートは、注射はまだコルチコステロイドなどの他のオプションがあったので、嫌疑が晴れたわけではないと言っています。
バケツに入った注射液を　鼻の前、喉につき出して、それを吸ってみても、何の効果もありません。
パフォーマンス向上の効果があるという解釈を避けることになる。そのような観点からも好ましいものではありません。

（記事元）
 https://in.news.yahoo.com/cycling-data-leak-boosts-froome-puts-wiggins-spotlight-113424751--spt.html