若い女性の年1回の骨盤検査の受診率が大きく減少

2019年6月26日（HealthDay News） - 若い女性は、過去数十年に比べて、現在の方が骨盤診察を受ける可能性がはるかに低い

という新しい報告があります。

米国疾病管理予防センターの研究者によると、1988年には、15歳〜20歳の人々で約42％が標準婦人科検査を受けていましたが、

2017年までには、その数は半減して22％未満になりました。また、21歳〜29歳の女性では、1988年の約75％から2017年には56.5％に低下しました。

連邦データの研究によると30歳～44歳までの女性では、有意な減少は見られませんでした。

なぜ今、若い女性にだけこういった変化が見られるのでしょうか。

研究者らは、婦人科医のガイドラインにおける最近の変化を指摘しています。

「2012年、米国産科婦人科医院（ACOG）は、21歳以上の健康な女性には、年に一度、骨盤検査を推奨しました。」

と、CDCの国立健康統計センターのグラディス・マルティネス氏が率いる研究チームは述べています。

しかし、2018年にACOGは規則を緩和し、骨盤検査は「病歴または症状によって示された場合」にのみ実施するよう、

推奨内容が変更されたと研究者らは述べています。

年1回の健康診断を受けるかどうかについての決定においても、金銭的な負担はその原因となっている可能性があります。

調査によると、年間所得が連邦の貧困層の4倍である22歳から44歳の女性の60％が過去1年間で骨盤診察を受けています。

しかしその数は貧困層またはそれに近い所得の女性では47.5％に減少しました。

CDCの研究者によると、民間保険に加入している女性の約56％が年金受診を受けているのに対し、保険に加入していない女性は約39％だそうです。

ACOGによると、日常的な骨盤検査は通常、外陰部を調べる産婦人科医の検査が必要で、それはスペキュラムと呼ばれる器具を用いて、

膣と子宮頸部を調べ、そして手袋をはめた手による内診があります。

ある専門家は、骨盤検査は女性の健康を維持するために依然として重要であると考えています。

「経験豊富で忙しい婦人科医として、私は定期的な毎年の骨盤検査の重要性を証明することができます。」

と、ニュージャージー州ハンティントンにあるノースウェルヘルスハンティントン病院の産婦人科医であるミッチェル・クレイマー博士は述べました。

「年1回の検査で多くの重大な問題が特定されるだけでなく、他の多くの予防的健康診断にもなります。」

「さらに、性行為感染症（STD）が非常に蔓延しており、それは無症候性である可能性があるため、定期的な年1回の骨盤検査時に

発見されることがあります。」

とクレイマー博士は付け加えました。

ACOGのガイドラインに加えられた変更は、医療保険の適用範囲の縮小と同様に、時間が経つにつれて有害になる可能性があると

博士は考えています。

クレイマー博士は、保険と手頃な価格の問題に加えて、「手ごろな価格の医療法の施行以来、さらに多くの女性が試験に来ている」と述べました。

新しい報告は6月26日に国民健康統計データセンターの要約として発表されています。

【以下のウェブサイトより引用】