蚊の季節が到来。どうやって身を守る?
2019年7月4日(HealthDay News) - 夏といえば蚊の季節、それは西ナイルウイルスとジカウイルス感染の危険性があることを意味します。
どちらも主に蚊に刺されたことで発症します。
ほとんどの人はどちらのウイルス感染にも縁はないでしょうが、注意すべき重要な違いがあります。
西ナイルウイルス
感染した人々の最大20%が、発熱、頭痛、体の痛み、関節痛、嘔吐、下痢、発疹などの症状を示します。
150人に1人は、頭痛、高熱、首のこわばり、見当識障害、昏睡、振戦、発作、または麻痺を伴う脳または周囲の組織の深刻な炎症を発症します。
60歳以上の人や特定の慢性疾患を抱えている人は、深刻な症状に発展する危険が最も高いと言われています。
ジカウイルス
感染した人の80%が軽度であるか、または目立つ症状はありません。
考えられる症状は様々で、発熱、発疹、関節や筋肉の痛み、結膜炎、頭痛などがあります。
症状は感染後7日以内に始まり、7日程度で治まります。
妊娠中の母親は赤ちゃんに影響するため要注意です。妊娠中にジカウイルスに感染した疑いがある場合は、直ちに病院で検査を受けてください。
ジカはまた、性交渉を通じて男性からそのパートナーに広がる可能性があり、それは赤ちゃんの脳関連の先天性欠損症や流産に関連しています。
米国疾病管理予防センターは、妊娠中の女性がジカの発生がある地域に旅行しないことを推奨しています。
そういった危険がある場所に行く必要がある場合は、予防策が不可欠です。
自分自身を守る方法
・以下の手順が上記した両方の病気を避ける手助けとなります。
・家のすべての窓やドアさっしに蚊が侵入できるような穴がないことを確認してください。
屋外では長袖のシャツと長ズボンを着用し、
・肌が露出している部分には米国環境保護庁に登録されているDEETやレモンユーカリ油などの有効成分の入った防虫剤を使用してください。
*指示どおりに使用する限り、妊娠中や授乳中の女性にとっても、安全で効果的です。
・常に薬剤の説明書やラベルの指示に従ってください。
・ペルメトリンが含まれる薬剤の一部は
肌ではなく衣服に塗布することが推奨されます。
一部は3歳未満の子供にとっては安全ではありません。
・子供に塗布するときは、ご自分の手に防虫剤をスプレーしてから、子供の手、目、口、および切り傷などがある皮膚の部分を避けて塗布してください。
・日焼け止めを使用するときは、防虫剤をつける前に適用してください。
・赤ちゃんと一緒に屋外へ出る時にはベビーカーを蚊帳で覆うようにしてください。
・蚊の繁殖を防ぐため、園芸用のバケツ、古い缶やタイヤに至るまで、水が溜まる物を置かないようにしてください。
・子供用プールも空にしてください。
・雨どいがある場合はそれをしっかりと覆い、定期的に雨どいと排水溝の詰まりを解消してください。
【以下のウェブサイトより引用】