赤十字は献血者はコロナウイルス抗体検査の結果を入手できると言う

2020年6月15日（ヘルスディ・ニュース）-　アメリカ赤十字社は、献血された血液、血小板、血漿をCOVID-19抗体があるかどうかのテストを行い、それにより、ドナーは新型コロナウイルスに曝されたかどうかを知ることができます。

「私たちは、個人や公衆衛生組織がCOVID-19についてのより多くの情報が必要であると認識しています。赤十字は、人々を支援することを専門とする組織として、この大流行に際して支援ができることを幸運に思っています。」

と、赤十字バイオメディカルサービス（Red Cross Biomedical Services）のクリス・フルーダ氏は述べました。

米国食品医薬品局によって承認がされたテストでは、COVID-19の症状がなくても、人の免疫系がコロナウイルスに対する抗体を産生したかどうかを示すことができます。

赤十字によると、陽性の検査結果はウイルスに対する免疫の有無を確認するものではなく、検査は病気の診断を意図したものではありません。

今後数か月間に渡り、献血時に提供されたサンプルを使用して、血液、血小板、血漿がテストされます。

また、血液サンプルは通常のスクリーニングと感染症検査を受けます。

現在、パンデミックにより保留にされた手術と治療が再開されたため、赤十字は献血が緊急に必要であると述べました。

同時に、多くの企業やコミュニティグループが集合人数を制限しているため、それらの献血活動は引き続き中止されています。

赤十字は、血液は腐敗しやすく、備蓄できないと述べました。

パンデミック時のドナーとスタッフの安全を確保するために、赤十字はいくつかの予防策を講じています。

彼らは、スタッフとドナーが健康であることを確認するための体温測定、手指消毒液の提供、人混みの回避、また、手袋を着用して設備やドナーが触れた物の表面を消毒し、頻繁に交換し、全てのドナーごとに無菌収集セットと無菌スクラブを提供しています。

赤十字は、献血者に対しても献血の予約を入れた日に気分が悪いようであれば、延期すべきであることも伝えています。

【以下のリンクより引用】

Healthday