重度のやけどに魚の皮を使用すると効果的でかつ痛みが少ない
ロンドン:やけどの治療に魚の皮を使うことは包帯より安くて痛みが少ないと科学者は言います。
淡水魚である『ティラピア』の皮膚は水分やコラーゲンタンパク質に富んでいるため、これを包帯の代わりに使用すると効果的かもしれないとブラジルのセアラ連邦大学の神経科医である、フェリペ・ロシャ博士は述べています。
ティラピアの皮膚には、人間の皮膚に見られるタンパク質に似たタイプのコラーゲンが含まれています。
これは患者の免疫との相互作用があると考えられます。
多くの患者は火傷の周りに魚の皮を巻き付けるのを嫌がるかもしれませんが、実際には病院到着時に「魚の皮の包帯」を求める子供たちが増えている、と報告は述べています。
「主な懸念は、その後、魚の臭いを残さずに皮が剥がれるかどうかということでした。」とロシャ博士はタイムズ紙に述べました。
時間の経過と研究の成功により、患者はティラピアの皮膚による治療を受けたいがために来院することが予想されます。
「子供たちに関しては、皮膚がスーパーヒーローのように見えることで、遊べるような気分になるでしょう。」とロシャ博士は言います。
一度殺菌されると、ティラピアの皮膚は、残存ウイルスを死滅させるために放射線にかけられます。
そしてそれは包帯サイズに切り取られるまで、冷蔵で最大2年間保管することができます。
皮膚にまかれた後は、およそ1週間付けて取り除かれ、その後、毎日の包帯交換の必要はないとと報告では述べられています。
ティラピアの皮膚は、以前使用されていたブタの皮膚よりも耐久性があることが示されているため、手足の伸縮にも耐えることができます。
【以下のウェブサイトより引用】