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JapanRx / 重度の酒さにはイベルメクチン単独よりベルメクチンクリームとドキシサイクリンの併用療法が効果的

重度の酒さにはイベルメクチン単独よりベルメクチンクリームとドキシサイクリンの併用療法が効果的

イベルメクチンクリームとドキシサイクリンの併用療法の有効性

アメリカ皮膚科学アカデミー誌(the Journal of the American Academy of Dermatology)に発表された研究結果によると、1%のイベルメクチンクリーム(IVM)と40mgのドキシサイクリン徐放カプセル(DMR)の併用治療は、重度の酒さの患者においてイベルメクチンの単独療法と比較して、奏効率がより早く改善され、治療満足度が高いと報告されています。

治験の実施と結果

研究では、重度の酒さがある患者が、IVM + DMR併用療法(n = 135)またはIVM単独療法+プラセボ(n = 138)のいずれかに無作為に割り当てられました。米国、カナダ、ヨーロッパの39か所から被験者を集め、12週間の試験期間中、患者は1日1回、夕方にIVMを適用し、その後、1日1回DMR またはプラセボのいずれかを服用しました。一次試験の終点は、ベースラインから12週目までの炎症性病変数の変化率でした。

治療効果の評価

12週間の追跡調査で、IVMとDMRの組み合わせでの治療に無作為に割り当てられた患者は、単独療法を行ったグループと比較して炎症性病変の大幅な減少が示されました。さらに、併用群は、治験責任医師の総合評価スコアにおいてより大きな変化を示しました。IVMおよびDMRによる治療はまた、試験期間中にIGA 0を達成した患者数の増加、および100%の減少とも関連していました。

結論と展望

研究の限界としては、比較的小さい人数での治験であり、研究期間が短く、また、純粋なプラセボ対照群がなかったことが挙げられます。しかし、研究著者は結論として、「これらの研究結果は、適切に選択されたスキンケアのレジメンと一緒に、毎日、1回のイベルメクチンとドキシサイクリン徐放薬を組み合わせて使用することで治療結果を改善できることが示されています。」

【引用記事】

Ivermectin Cream Plus Doxycycline Combination Therapy Superior to Ivermectin Alone for Severe Rosacea