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雪かきは心臓に危険を及ぼす可能性がある

<雪かきは激しい運動です>

「雪かきは、ストレステストにおける“最高値の運動量”に酷似しているため、心臓に大きな負担をかけます。」と、心臓専門医のルーク・ラフィン医師は言います。
「そして、実際運動することに慣れていなかったり、体の健康状態が良くない人は、心臓発作を起こしやすくなる可能性があります。」

それは何故でしょう?
あまりに多くの運動を短時間に行うと、特に動脈が収縮しやすく、これにより血圧が上昇することのある寒い気候では、心臓発作を起こしやすくなります。
冬の間、いつもより座りがちな生活をしていた場合も、リスクは高まります。(これは、冬ごもりをすべきでないもう一つの理由です!)


<安全に雪かきを行う方法>

雪かきの計画が(もしくは必要が)ありますか?
ラフィン医師は、時間をかけておこない、頑張りすぎないことが大切だと話します。
雪かきを行う際は、以下の5つに従ってみましょう。

1.    体が疲れ始めたと感じたら、室内に戻って少し休みましょう。

2.    車道全体を一度に雪かきしようとしないで下さい。代わりとして、ラフィン医師は、作業を分割し、頻繁に休憩を取ることを推奨しています。

3.    衣服を着こんで暖かくし、雪かき中は水分補給を欠かさないようにしましょう。これは必須事項です。

4.    全ての心臓発作において典型的な兆候が起こる訳ではないので、その他のあまり一般的ではない心臓発作の兆候についても知っておきましょう。また、疲れやすかったり、冷や汗が出たり、ふらつきがある場合も注意が必要です。


<配偶者や親にも注意を払いましょう>

雪かきを行った後、身近な人に心臓障害の兆候が表れ始めた、もしくは呼吸困難の症状が出た場合は、直ちに救急に連絡し医療処置を受けましょう。
確証が持てない場合でも、検査を受けて確かめる方が良いでしょう。


<雪かきをすべきでない時>

複数の疾患を抱えている、もしくは55歳以上の場合、ラフィン医師は別の人に雪かきを頼むことが最善だと言います。
単に、リスクを取る必要性が無いのです。

「特に、冠動脈疾患や高血圧などの疾患を複数患っていたり、太りすぎや肥満で日頃十分な身体活動をしない人は、心臓にリスクをかける行動は避けたほうが無難だろうと、彼は言います。

「子供にお願いして雪かきをしてもらうのは、良い方法です。」と、ラフィン医師は述べています。

出典 2020年3月11日更新 health essentials『Yes, Shoveling Snow Can Actually Be Dangerous to Your Heart』(2020年3月12日に利用)
https://health.clevelandclinic.org/snow-shoveling-a-real-risk-for-heart-attack/