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JapanRx / 高カロリーの朝食は2型糖尿病患者の減量を促進する

高カロリーの朝食は2型糖尿病患者の減量を促進する

イスラエル保健省による新しい調査によると、高エネルギーの朝食を食べることは体重の減少を促進し、糖尿病を改善し、インスリンの必要性を減らすといいます。

本研究の筆頭著者であるテルアビブ大学のDaniela Jakubowicz氏は、次のように述べています。
「この研究は、肥満のインスリン治療を受けた2型糖尿病患者において、量の多い朝食と平均的な昼食、量の少ない夕食で構成された1日3食の食事は、各食事量が均等に配分された伝統的な6食の食事よりも即効性のあるプラス効果があったことが示されました。3食の食事では、より多くの減量を達成し、空腹感が少なく、少ないインスリン量でより良く糖尿病をコントロールできました。」

「食べる時間や頻度は、食べるものや摂取カロリーよりも重要です。私たちの体の代謝は、一日を通して変化します。朝食時に一切れのパンを食べると、ブドウ糖反応が低下し、夕方に同じく一切れのパンを食べた場合と比べて太りにくくなります。」

Jakubowicz氏らは、肥満と2型糖尿病を患いインスリン治療を受ける11人の女性と18人の男性(平均年齢69歳)を対象に研究を実施しました。
被験者は3か月間、1日の総カロリーが同じである2種類の減量職のうち1種類を摂取するようにランダムに割り当てられました。
一方のグループ(Bダイエット)は、たっぷりの朝食、普通の量の昼食、少量の夕食を含む1日3回の食事を摂りました。
もう一方のグループ(6Mダイエット)は、1日6回、3回の軽食を含み均等に分けられた少量の食事を摂る、糖尿病や減量用の伝統的な食事法に従いました。

減量食を開始して最初の2週間は、基準値となる全体的な血糖値および血糖値スパイクがモニターされました。
研究終了時には、持続血糖モニタリングが実施されました。
血糖値は2週間ごとに検査され、インスリン量は必要に応じて調節されました。

この3カ月で、Bダイエットグループは11ポンド(約5キロ)減量し、6Mダイエットグループは3ポンド(約1.4キロ)増量しました。

空腹時血糖値はBダイエットグループが54mg/dl減少したものの、6Mダイエットグループの減少は23mg/dlにとどまりました。

Bダイエットグループはインスリンの必要量が大幅に少なく(マイナス20.5ユニット/日、54.7から34.8へ減少)、6Mダイエットグループのインスリン必要量は増加(プラス2.2ユニット/日、67.8から70へ増加)しました。

研究者らは、Bダイエットグループの被験者の体重は、14日後の時点ではベースライン時とほぼ変わっていなかったものの、血糖は大幅に減少していたことを発見しました。この研究結果は、体重の減少がなかったとしても、食事のタイミングの変化が血糖値バランスに有益な効果を及ぼし、3Mダイエットに見られたように、その後体重減少が起こりより良い成果が見られることを示しています。

出典:2018年3月20日更新『A high-energy breakfast promotes weight loss in type 2 diabetes patients』Health Spectator UK(2019年4月18日に利用)https://health.spectator.co.uk/a-high-energy-breakfast-promotes-weight-loss-in-type-2-diabetes-patients/