高繊維食は糖尿病患者の心臓リスクを低下させる

2019年10月4日（HealthDay News）-繊維が豊富な食事は、高血圧と2型糖尿病の人をさまざまな方法で助け、血圧、コレステロール、血糖値を下げるように思われると新しい研究が示唆しています。

高血圧と糖尿病は心臓病のリスクを高め、食事はそれを抑えるのに役立つかもしれないと研究者は言います。

「この研究は、この患者集団にとって3つの重要な事柄を決断するのに役立ちます。」と、インドのアムリトサルにあるケアウェルハートアンドスーパースペシャリティホスピタルの医療部長であるロヒト・カプール博士は述べています。

「第一に、高繊維食は糖尿病や高血圧の場合では、将来的な心血管疾患を予防するために重要です。」とカプール博士はアメリカ心臓病学会のニュースリリースで述べています。

「第二に、医学的栄養療法と定期的なカウンセリングセッションが、糖尿病と高血圧の治療と予防においても非常に重要となります。」と彼は付け加えました。

第三に、このタイプの食事療法と医学的治療の併用により、脂質レベル、動脈硬化の尺度となる脈波伝播速度、ウエストヒップ比および高血圧を改善できるとカプール博士は述べました。

この調査のために、カプール博士ののチームは6か月にわたって200人の参加者の食物繊維の消費について追跡を行いました。

患者はWhatsApp（LINEのようなメッセージアプリ）で食事の写真を送信し、週に3回の電話調査でその間の食事内容の報告が求められました。

この研究では、高繊維食を摂取している参加者が、コレステロールの9％の減少、トリグリセリドの23％の減少、収縮期血圧（上の血圧）の15％の低下、そして、血糖値の28％の減少など、いくつかの危険因子についての有意な改善が示されました。

繊維が多い食品には、果物や野菜、豆、全粒穀物、ナッツなどがあります。

この研究結果は、アラブ首長国連邦ドバイで開催されたアメリカ心臓病学会において木曜日に発表されました。

【以下のウェブサイトより引用】

Health Day