鳥を見るだけで幸福度が増す？

バイオサイエンス・ジャーナルに掲載された研究によると、午後に見る鳥の数が多くなればなるほど、ストレスや不安を感じる可能性が低くなるといいます。

エクセター大学によるこの研究は、軽度の不安やうつ、ストレスと目にした鳥や低木、木の数の間に関連性を見出しました。

この明らかな関連性は鳥の種類や、見た場所が都会であったかもしくは田舎であったかによらず確認され、また貧困や年齢、収入、その他社会人口統計学的な要素の差を調節した後も同様に見られました。

研究者らは、ベッドフォード、ルートンおよびミルトン・キーンズ周辺地域に住む263人を対象にメンタルヘルス調査を実施しました。
彼らはまた、屋外で過ごした時間が短い人ほど、より重度のうつ病や不安を報告する傾向にあることを見出しました。

研究の筆頭執筆者であるダニエル・コックス博士は、次のように述べています。
「この研究により、私たちの精神的健康に自然におけるいくつかの重要な要素が果たす役割が明らかになり始めました。」
「家の周りの鳥や自然が都市をより健康に、幸せな場所へと変え、これが予防医療に繋がる大きな希望が示されています。」

出典：2017年2月27日更新 Health Spectator UK 『Just looking at birds may help to keep you happier』（2019年5月6日に利用）
https://health.spectator.co.uk/just-looking-at-birds-may-help-to-keep-you-happier/