イソクスプリン (ズファジラン ジェネリック)

イソクスプリンは、血管拡張剤（血管を拡張させるお薬）です。末梢動脈疾患（PAD）の治療や流産、早産の予防、および、生理痛を緩和などに使用されます。

イソクスプリンは、血管を広げることで血行を良くする働きがあります。

振戦、頻脈

イソクスプリンは、血管拡張剤（血管を拡張させるお薬）です。末梢動脈疾患（PAD）の治療に使用されます。また、このお薬は、子宮の運動を緩め、子宮および血管平滑筋を直接緩和させることで、生理痛を緩和したり血管が広がることで血行を良くする働きがあります。

イソクスプリンは、末梢血管疾患の治療のために経口投与されます。末梢動脈疾患（PAD）は、心臓または脳に供給する動脈以外の動脈が狭窄する疾患です。

末梢動脈疾患は最も一般的には脚に影響を与えますが、他の動脈にも関与する可能性があります。一般的な症状は、断続的な跛行と呼ばれる、休息で解決する歩行時の脚の痛みです。

皮膚の潰瘍、蒼白、冷え、爪や毛の成長不良などの他の症状が、患部である脚に発生することがあります。

また、注射形態のイソクスプリンは、37週未満の早産を阻止するために使用されます。

イソクスプリンは、安全性が確立されていないという理由から、通常、妊娠１２週未満では使用されませんが、危険性は高くはなく医師の判断により処方されることもあります。

流産や早産の心配があるときは、安静療法をおこなうことが大切です。

イソクスプリンとリトドリンはともに子宮筋の弛緩を目的とした薬ですが、リトドリンは特にβ2受容体に選択的に作用するため、早産防止において広く使用されています。

一方、イソクスプリンは広範な血管拡張作用があるため、血流改善を目的として用いられます。

イソクスプリンは静脈や動脈を広げて血流を良くする血管拡張薬です。中枢作用、神経節遮断作用及び副交感神経興奮作用はなく、作用機序は、血管平滑筋のアドレナリン系薬物受容体のβ-受容体を興奮させ、α-受容体を抑制します。この作用は脳血管障害、動脈硬化、レイノー病などの血流の悪さからくる様々な病状の予防につながります。

イソクスプリンは本来の目的以外の用途に使用されることもあります。

※添付文書をよく読み、医師に指示された服用方法に従って下さい。

※用量は病状等により異なりますので以下は目安としてお読みください。

【用量】
循環器系疾患
イソクスプリン塩酸塩として通常成人1回10～20mg（1～2錠）を1日3～4回経口服用
＊年齢、症状により適宜増減

子宮収縮の抑制
イソクスプリン塩酸塩として通常1日量30～60mg（3～6錠）を3～4回に分けて経口服用
＊年齢、症状により適宜増減

月経困難症(生理痛）
イソクスプリン塩酸塩として通常1回10～20mg（1～2錠）を1日3～4回経口服用
＊年齢、症状により適宜増減

・イソクスプリンに対してアレルギーがある場合には医師へ伝えてください。
・歯科手術を含め、手術を受けている場合にはイソクスプリンを服用中であることを伝えてください。
・服用後に眠気を引き起こすことがありますので機械の操作や車の運転は避けてください。

特定の持病やアレルギーがある場合はイソクスプリンの使用を避けるべきです。

下記のにあてはまる場合には慎重に使用してください。

・狭心症（胸痛）
・緑内障
・動脈硬化
・心臓発作
・ぜんそく
・2型糖尿病
・高血圧
・甲状腺機能亢進

高血圧および他の心臓疾患を治療する薬はイソクスプリンの効果を強める場合があります。もし併用する場合には定期的な検査が必要になることがあります。

他の薬にもイソクスプリンと相互作用をもたらしたり、影響を及ぼす可能性があります。

ビタミン、ミネラル、ハーブを含む製品を使用している場合には服用前に医師や薬剤師に相談してください。

妊娠中、産後、授乳中の女性には、医師が必要と判断した場合にのみ投与されます。

イソクスプリンは室温で、直射日光や湿気を避けて保存してください。子供の手の届かない場所に保管してください。