イクセル
イクセル(ミルナシプラン)は、うつ病、線維筋痛および神経因性疼痛の治療に使用されます。憂鬱な気分を抑えてやる気を高める作用があります。
イクセル, Ixel
ミルナシプラン, Milnacipran
イクセル, Ixel
28, 56
Pierre Fabre
カプセル
25mg, 50mg
フランス
2778
【イクセル(ミルナシプラン)】食事の有無に関わらず服用できますが、いつも一定の時間に服用することが推奨されています。
【イクセル(ミルナシプラン)】アルコールと一緒に摂取した場合、眠気や鎮静作用が増すことがあります。
【イクセル(ミルナシプラン)】妊娠中に使用するのは危険です。動物研究では胎児に悪影響を及ぼしていますが、ヒトでの研究は限られています。妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には許容される可能性もあります。医師にご相談ください。
【イクセル(ミルナシプラン)】母乳育児中の使用は恐らく安全ではありません。ヒトでの研究データが限られていることから、この薬は乳児にとって重大なリスクがある可能性があります。
【イクセル(ミルナシプラン)】気分が優れない場合は、運転を行わないでください。本薬は思考力や反応力を損なう可能性があり、それが運転能力に影響することがあります。
【イクセル(ミルナシプラン)】腎疾患である場合は注意が必要です。用量調整が必要な場合があります。医師にご相談ください。
【イクセル(ミルナシプラン)】肝疾患での使用は恐らくは安全で、用量変更の必要もありません。しかし重度の肝疾患の場合は情報が限られていますので、医師へご相談下さい。
ミルナシプラン
- 十分な効果を得るためには薬の服用を、2〜4週間続ける必要があります。
- 医師よりイクセル(ミルナシプラン)の服用中止の指示がない限り、突然、薬の服用を中断しないでください。患者の多くは3日ごとに50%の用量を減少することが許容されますが、そのテーパリング中に離脱症状が現れた場合は
- 、数週間に渡りより緩やかなテーパリングが必要となります。
- 心臓病(心臓発作、心不全、遅い、または不規則な心拍)と診断されたことがある場合は、医師に知らせてください。
- これまでに腎臓や肝臓の問題があると診断された場合は、医師に連絡してください。
- 落ち着きがないといった感覚や座ったり静止することが不能となる可能性があります。これは、治療の最初の数週間以内に起こる可能性が最も高いとされています。そのような場合は、医師に相談してください。
- フルオキセチンなど選択的セロトニン受容体阻害剤(SSRI)に応答しないうつ病に対して、より効果的であることがあります。
イクセル(ミルナシプラン)は中毒を起こしません。
Q.イクセル(ミルナシプラン)は麻薬ですか?
イクセル(ミルナシプラン)は麻薬ではありません。
Q.イクセル(ミルナシプラン)は一般薬ですか、または規制薬物ですか?
イクセル(ミルナシプラン)は一般薬であり、規制薬物ではありません。
Q.イクセル(ミルナシプラン)は体重の減少を引き起こしますか?
イクセル(ミルナシプラン)はそのような副作用を引き起こす可能性があります。治療中になにか異常と思われる症状が発生した場合は、医師にご相談ください。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。
【用法用量】
通常、1回50mgを1日2回(合計100mg)の服用が推奨されています。
カプセル1個を朝に、カプセルもう1個を夜、できれば夕食中に服用して下さい。
この場合は、50mgのカプセルをご選択下さい。
高齢者の場合、腎機能が正常である限りは用量調節は必要ありません。
腎不全患者は、用量調節が必要です。
用量は腎機能の変化具合に応じて、1日50mgもしくは25mgへ減量することが推奨されています。
この場合は、25mgのカプセルをご選択下さい。
推奨される用量調節は以下の通りです。
クレアチニンクリアランス(Clcr)(ml/分)が*60: 1回50mgを1日2回
クレアチニンクリアランス(Clcr)(ml/分)が60>Clcr*30: 1回25mgを1日2回
クレアチニンクリアランス(Clcr)(ml/分)が30>Clcr*10 1回25mgを1日1回
【服用期間】
他の抗うつ薬と同様に、ミルナシプランの効果は通常1~3週間経ってから現れます。
1回治療すると、通常数カ月(約6カ月)は再発が抑制されます。
ミルナシプランの服用を中止する際は、徐々に減量して下さい。
【その他の向精神薬】
鎮静薬や抗不安薬との併用は、不安症状の悪化を防ぐため、治療初期に効果的である可能性があります。
しかし、抗不安薬で必ずしも自殺念慮が避けられる訳ではありません。
- 24歳以下のうつ病患者への抗うつ剤使用で自殺念慮、自殺企図のリスクが増えるという報告があります。 本剤の使用前に本剤使用の危険性と有益性を十分に検討することが必要です。
- 本剤の有効性は、四環系抗うつ薬(ミアンセリン塩酸塩)と同等と判断されているものの、三環系抗うつ薬(イミプラミン塩酸塩)との非劣性は検証されてはいません。そのため、本剤使用の前に危険性と有益性を十分に検討することが必要です。
- 本剤に含まれる成分に対して過敏症の既往歴がある場合
- 尿閉(前立腺疾患等)症状がある場合
- モノアミン酸化酵素阻害剤を使用中の場合
- 排尿困難の場合
- 緑内障の場合
- 眼内圧亢進の場合
- 心臓疾患がある場合
- 腎障害がある場合
- 肝障害がある場合
- 躁うつ病の場合
- てんかん等のけいれん性疾患がある場合。また、これらの既往歴がある場合
- 脳の器質障害、または統合失調症の要素を持っている場合
- 衝動性が高い併存障害がある場合
- 自殺企図及び自殺念慮の既往歴がある場合
- 自殺念慮がある場合
- 小児および高齢者
モノアミン酸化酵素阻害剤・セレギリン塩酸塩
【併用注意】
アルコール、中枢神経抑制剤・バルビツール酸誘導体等、降圧剤・クロニジン等、炭酸リチウム、5-HT1B/1D受容体作動薬・スマトリプタンコハク酸塩等、ジゴキシン、アドレナリン、ノルアドレナリン
最先端の脳スキャンにより、うつ病を患う人々に新たな情報がもたらされる可能性があります。2種類の新しいMRIスキャンは、うつ病患者の脳に見られる明らかな特徴を検出できるようです。研究者は、この発見によりうつ病が脳に与える影響に関する知識が深まり、これによりより良い治療法に繋がるものであると述べています
ロビンソンJ 裁判所は、今回の特許に関する権利は有効であり侵害が認められるという意見を発した。 係争中の製品はミルナシプラン塩酸塩錠で、線維筋痛症の治療に使用されるSavella®のジェネリック版だ。 このANDAの案件に関しては、2016年1月19日~26日の6日間にわたって非陪審審理が
PLOS ONE誌に掲載されたコロラド州ボルダーにあるフンボルト州立大学の新しい研究では、週に数回ジョギングを行う高齢者は20歳の成人の歩きと同じ量エネルギーを消費することがわかりました。 カリフォルニア州にあるフンボルト州立大学のユストゥス・オルテガ教授は 、年齢を重ねるごとに最大有酸素能力や