セラゼット (デソゲストレル)

セラゼット (デソゲストレル)は、避妊に使用されます。

セラゼット (デソゲストレル)はプロゲスチン（女性ホルモン）です。卵巣からの卵子の放出を妨げる、または精子（雄性生殖細胞）による卵子の受精を妨げることによって、妊娠を阻止することに作用します。 それはまた、妊娠を防ぐために子宮の内壁を変化させることにより作用している可能性があります。

浮腫、腹部膨満感、不安、過敏性、うつ症状、筋肉痛

• セラゼット (デソゲストレル)を新規で使用する場合は服用日の印に従い、一番上の行から取りだし必ず日程順に服用ください。
• 現在（または過去の月に）ホルモン避妊薬を使用していない場合は、月経初日に最初の1錠を服用してください。
• 併用錠剤（COC）、膣リング、または経皮パッチから変更する場合、遅くとも服用休止期間のすぐ翌日、または服用休止期間がない場合はその日に、薬の服用を開始して下さい。
• 休止期間がある場合、最初の7日間は本薬の服用に加え、別の方法でも避妊を行ってください。
• 出産後、21日から28日の間でセラゼット (デソゲストレル)の服用を開始することができます。それより後に使用を始める場合は、最初の7日間は本薬の服用に加え、別の方法での避妊を行う必要があります。もし飲み忘れて次の薬の服用まで12時間未満である場合、または嘔吐した場合、または服用後3-4時間以内に薬用炭を使用した場合、または重度の下痢がある場合は、すぐに錠剤を服用し、 通常の時間に再度服用してください。もし、飲み忘れに気が付いたときに予定より12時間以上経っていた場合は、医師のアドバイスに従って緊急避妊薬を使用する必要があります。
• 錠剤の服用を開始した最初の週は逃さずに全ての錠剤を服用してください。もし、逃してしまい前の週に性交があった場合は、避妊に失敗する可能性があります。
• セラゼット (デソゲストレル)またはこの薬の成分のいずれかにアレルギーがある場合、セラゼット (デソゲストレル)を服用しないでください。
• 妊娠中、または妊娠している可能性があると思われる場合は、セラゼット (デソゲストレル)を服用しないでください。
• 血栓症（血管の血栓）がある場合（例えば、脚部の深部静脈血栓症、または肺の肺塞栓症）、または原因不明の膣出血がある場合は、セラゼット (デソゲストレル)を服用しないでください。

Q.セラゼット (デソゲストレル)アンドロジェニック/プロゲスチンの併用錠剤ですか？
セラゼット (デソゲストレル)は、非常に低いアンドロゲン特性を有する新しく強力なプロゲストゲンです。組み合わせ薬ではありません。プロゲストゲンのみの錠剤です。

Q.セラゼット (デソゲストレル)はどのように作用し、排卵​​を止めますか？
避妊薬としてのセラゼット (デソゲストレル)は、卵細胞が成熟するのを防ぐことによって作用し排卵を停止させます。

Q.セラゼット (デソゲストレル)は安全ですか、体重増加はありますか、または月経停止や脱毛、血栓の原因となることはありますか？
セラゼット (デソゲストレル)は、厳密に推奨される用量および期間で服用される場合、ほとんどの女性において安全です。セラゼット (デソゲストレル)の一般的な副作用には、体重増加、月経不順または無月経、脱毛が含まれます。
血餅はセラゼット (デソゲストレル)のまれな副作用です。

Q.セラゼット (デソゲストレル)は、にきびに効果がありますか？
にきびは、セラゼット (デソゲストレル)の一般的な副作用です。

Q.セラゼット (デソゲストレル)とエチニルエストラジオールとは何ですか、エソゲストレルにはエストロゲンが含まれていますか？また、セラゼット (デソゲストレル)とエチニルエストラジオールはどのように作用しますか？
セラゼット (デソゲストレル)とエチニルエストラジオールの組合せ、プロゲステロンとエストロゲンの避妊薬の組み合わせです。排卵を防止し、子宮頸管粘液を変化させ精子が卵子に到達するのを防ぎ、子宮の内面を変化させることで受精卵が子宮内に着床しないように作用します。

Q.セラゼット (デソゲストレル)は、セラゼッタ (Cerazette)、Feanollaと同じですか？
セラゼッタ (Cerazette)とFeanollaはセラゼット (デソゲストレル)の商標です。

デソゲストレルは経口避妊薬で排卵を抑え受精を阻害する作用があります。卵胞ホルモンと黄体ホルモンを補充しますので避妊以外にも生理痛や生理不順の解消につながり、長期的に服用することで卵巣がんの予防効果も期待できます。本剤で性感染症を予防することはできません。

このピルを服用することで普通より月経が痛みが少なく、規則的になることもあります。
その作用から月経お痛みや周期を整える目的でしようされることもあります。

※医師に指示された用法および用法に従って下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

【用法】
セラゼット錠の錠剤シートには曜日と矢印が記載されています。
服用する曜日が書かれた錠剤を、矢印の方向に従って1日1錠服用して下さい。
錠剤は錠剤シートの上段から服用を開始して下さい。
錠剤は錠剤シートが空になるまで、毎日継続して服用して下さい。
セラゼット錠は、毎日大体同じ時間に服用して下さい。
錠剤は水と一緒にそのまま服用して下さい。
セラゼット錠の服用中に出血が起こることがありますが、その場合も通常通り服用を継続する必要があります。
錠剤シートが空になったら、服用を中断したり月経開始を待たずに、翌日から新しい錠剤シートの服用を開始して下さい。

セラゼット錠は、いつでも好きな時に服用を中止することができます。
服用を中止した日から、避妊効果は無くなります。

【服用開始方法】
現在避妊薬を服用していない場合：
月経開始を待ち、月経の初日に、最初のセラゼット錠を服用します。
この場合、追加の避妊法を取る必要はありません。
もしくは、月経開始後2～5日目から服用する事もできます
この場合、錠剤を7日間服用し終えるまで追加の避妊法を取る必要があります。

他の（2種類の有効成分配合の）避妊薬や膣リング、経皮パッチから切り替える場合：
移行前の避妊薬の最後の錠剤を飲み終えた日、もしくは膣リングや経皮パッチを外した日から、セラゼット錠の服用を開始して下さい。
移行前の避妊薬にプラセボ錠（偽薬）が含まれている場合は、有効成分の含まれた最後の錠剤を飲みえ終えた日から、セラゼット錠の服用を開始して下さい。
上記の方法に従えば、追加の避妊法を取る必要はありません。

避妊薬や膣リング、経皮パッチの使用を終えて数日後、もしくはプラセボ錠の服用期間中にセラゼット錠の服用を開始することもできますが、その場合最初の7日間は追加の避妊法を取る必要があります。

プロゲストゲンのみが配合された避妊薬から切り替える場合：
好きな時に服用を止め、直ぐにセラゼット錠の服用を開始することができます。
追加の避妊法を取る必要はありません。

出産後：
出産した21～28日後から、セラゼット錠の服用を開始することができます。
最初の7日間は追加の避妊法を取る必要があります。

【服用を忘れた場合】
予定時間から12時間以内に思い出した場合、セラゼット錠の避妊効果は継続しています。
直ぐに飲み忘れた錠剤を服用し、次の予定時間からは通常通りの時間に服用して下さい。

予定時間から12時間以上経過してから思い出した場合は、セラゼット錠の避妊効果が減少している可能性があります。
飲み忘れた回数が多ければ多いほど、避妊効果が薄れた可能性が強まります。
直ぐに飲み忘れた錠剤を服用し、次の予定時間からは通常通りの時間に服用して下さい。
その後7日間はコンドームを使用して下さい。
セラゼット錠の服用開始後7日以内に1～2錠の飲み忘れがあり、その週に性交があった場合は、妊娠している可能性があるため、医師に相談して下さい。

【胃腸障害（嘔吐や重度の下痢）がある場合】
セラゼット錠の服用後3～4時間以内に嘔吐した、もしくは重度の下痢が起こった場合、有効成分が完全に吸収されていない可能性があります。
この場合、上述の錠剤を飲み忘れた場合の対処法に従って下さい。
重度の下痢がある場合は、医師に連絡して下さい。

【過量服用した場合】
セラゼット錠の過量服用による悪影響は報告されていませんが、吐き気や嘔吐、少量の膣出血が起こる可能性があります。

【服用を中止する場合】
セラゼット錠は、好きな時に服用を止めることが出来ます。
妊娠を希望するために服用を止める場合は、一般的に妊娠を試みる前に自然な月経が起こるまで待つことが推奨されます。

• 本剤の成分に対しアレルギーをもっている患者へ使用をさけること。
• 他の薬を使用している場合は投与前に医師と相談すること。
• 妊婦、または妊娠している可能性のある患者への投与は避けること。
• お子様の手の届かない場所に保管して下さい。
• お客さまの自己責任にてお使いいただけますようお願いします。
• 服用後に体に異変を感じましたら、すぐ医師などにご相談下さい。
• 開封後は涼しい直射日光を避けて保管して下さい。
• 血栓症など持病などをもっている人は投与前に医師へ伝えること。

妊娠中、授乳中、深部静脈血栓症、肺塞栓症、抗リン脂質抗体症候群、V因子ライデン、 全身性エリテマトーデス、狭心症、心臓弁膜症、不整脈、高コレステロール、タバコを吸う女 性、50歳以上の女性、ポルフィリン症

下記の症状を持っている場合には医師へ知らせてください。
35歳以上の女性、肥満、喫煙者、糖尿病、高血圧、静脈瘤、血栓、貧血、鎌状赤血球貧 血、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、肝疾患、心不全、乳癌の既往歴

以下の薬はホルモンの分解を早め、避妊効果を弱める可能性があります。
アプレピタント、ボセンタン、バルビツール酸、カルバマゼピン、モダフィニル、ネビラピン、オキシカルバ ゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン、プリミドン、リファンピシン、リファブチン、リトナビル、トピラマ ート

もし他に避妊薬を使用している場合には、オブラルLの使用を開始する前に中止してくださ い。
減量薬のオルリスタットは下痢を引き起こす可能性があります。
糖尿病を患っている場合には血糖値を定期的に検査してください。
甲状腺機能低下症を持っている場合にピルを服用する場合には、甲状腺ホルモンレベルを定 期的に検査してください。
抗てんかん薬ラモトリギンを服用中は本製品を使用しないでください。

本製品は以下のお薬の血中濃度を高める可能性があり、副作用のリスクが高まります。
メラトニン、セレギリン、タクロリムス、テオフィリン、チザニジン、ボリコナゾール