チクロピジン (チクリッド ジェネリック)
チクロピジン(英訳:Ticlopidine)は、血栓や塞栓の治療に用いられるチエノピリジン系の抗血小板薬です。
チクリッド ジェネリック, Generic Ticlid
チクロピジン, Ticlopidine
パナルジン, ジルペンダー, ソーパー, ソロゾリン, チクピロン, ニチステート, パチュナ, パナピジン, パラクロジン, ヒシミドン, ビーチロン, ピエテネール, ピクロジン, ファルロジン, マイトジン, チクロップ, Ticlop
10
Zydus Cadila
錠
250 mg
インド
353
【チクロピジン】 食事の有無にかかわらず摂取することができます。
【チクロピジン】 アルコールとの相互作用は不明です。 医師に相談してください。
【チクロピジン】 妊娠中も恐らく安全に使用することができます。 動物研究では、胎児への悪影響は少ないかまたは全く示されませんでしたが、ヒトの研究は限られています。 念のため医師に相談してください。
【チクロピジン】 おそらく母乳育児中に使用するのは安全ではありません。ヒトでの研究データが限られていることから乳児には重大なリスクがある可能性があります。
【チクロピジン】 めまい、眠気、疲労を感じたり、注意散漫になることがあります。 そのような症状が見られた場合は、車の運転や機械の操作は控えて下さい。
【チクロピジン】 情報が限られていますので、薬の使用を始める前に医師へご確認ください。
【チクロピジン】 肝疾患がある場合は、注意が必要です。用量調整が必要となることがありますので医師へご相談下さい。また薬の服用中は肝機能検査が定期的に行われます。
チクロピジン (チクリッド ジェネリック)
チクロピジン (チクリッド ジェネリック)の使用方法
チクロピジン (チクリッド ジェネリック)は、心臓発作および不安定狭心症の治療に使用されます。
チクロピジン (チクリッド ジェネリック)は抗血小板薬です。血小板の癒着を防ぐことで有害な血栓の形成を減少させます。これにより心臓発作または脳卒中の可能性を低下させます。
チクロピジン (チクリッド ジェネリック)の一般的な副作用
吐き気、嘔吐、下痢、白血球数の減少が一般的な副作用です。
よくある質問
チクロピジンは抗血小板薬であり、血小板凝集を抑制することにより血栓の形成を防ぎます。クロピドグレルと似た作用機序を持ちますが、異なる化学構造を持ちます。
Q. チクロピジンの作用機序は?
チクロピジンは血小板凝集阻害剤であり、血小板とフィブリノーゲンの結合、および血小板間相互作用を減少させることで出血時間を延長させます。これにより、有害な血栓の形成を防ぎます。
Q. チクロピジンとクロピドグレルの違いは?
クロピドグレルも抗血小板薬ですが、CYP450酵素によって活性化されるプロドラッグであり、異なる代謝経路を持ちますがどちらも肝臓で代謝されます。
Q. チクロピジンはTTP(血栓性血小板減少性紫斑病)を引き起こすことがありますか?
はい、チクロピジンの使用はTTPを引き起こす可能性があります。TTPは稀ですが、重篤な副作用であり、初期症状が見られた場合は直ちに医師に相談する必要があります。
Q. チクロピジンはどのように代謝されますか?
チクロピジンは主に肝臓で代謝されます。CYP450酵素系によって代謝されるため、他の薬剤との相互作用に注意が必要です。代謝産物が抗血小板作用を発揮します。
基本情報
チクロピジン塩酸塩 JP(iclopidine hydrochloride(JP)) は、血栓・塞栓の治療、血流障害の改善、阻血性諸症状の改善などに用いられる抗血小板剤です。
血液の中の血小板の働きを抑えることにより、血管の中で血の塊(血栓)ができやすくなっている状態を改善し、血栓症の再発や血流障害を防ぎます。
用法・用量
※添付文書をよく読み、医師に指示された服用方法に従って下さい。
※用量は病状等により異なりますので以下は目安としてお読みください。
【用法】
チクロピジン錠は食事中(食事を半分終えた時点)に、水と一緒に服用してください。
【用量】
成人
1回1錠(250mg)を1日2回服用してください。1日2錠を超えて服用してはいけません。
*小児および青年への使用は推奨されません。
【過量服用した場合】
直ちに医師に連絡してください。過量服用は長期出血や重度の胃疾患を引き起こす可能性があります。
【服用を忘れた場合】
服用を忘れたら、思い出し次第直ぐに服用し、その後は通常の服用スケジュールに戻ってください。忘れた用量を補うために倍量服用してはいけません。
【服用を中止する場合】
医師の指示なしに服用を中止しないでください。症状の改善が見られても、薬の服用を継続することが大切です。
警告
・血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、無顆粒球症、重い肝障害等の重大な副作用が発現する可能性があります。特に使用開始後2ヵ月以内は慎重に副作用の症状に注意してください。2週に1回、血球算定(白血球分画を含む)、肝機能検査を行ってください。
・上記のような副作用の症状が見られたら、直ちに使用を中止し適切な処置を受けてください。
・定期的に血液検査を行い副作用の発現に注意してください。
禁忌
・チクロピジン塩酸塩による白血球減少症の既往歴がある場合
・チクロピジン塩酸塩に対して過敏症の既往歴がある場合
・重い肝障害がある場合
・出血している場合
・白血球減少症の場合
慎重投与
・月経中の女性
・出血傾向並びにその素因がある場合
・肝障害の既往歴がある場合
・高齢者
・白血球減少症の既往歴がある場合
・高血圧の場合
相互作用
【併用注意】
・シクロスポリン
・バルビツール酸誘導体
・テオフィリン
・チザニジン塩酸塩
・フェニトイン
・抗凝固薬(ワルファリンなど)
・血小板凝集抑制作用を有する薬剤(アスピリンなど)
・血栓溶解薬(ウロキナーゼ、アルテプラーゼなど)
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
妊娠中、または妊娠している可能性がある場合の使用は避けること。授乳中の使用も避けることが望ましいです。
保存等
チクロピジンは室温で保存してください。