アルベンダゾール 経口懸濁液 (アルベンザ ジェネリック)

アルベンダゾールは寄生虫感染症の治療に使用されます。

アルベンダゾールは、抗蠕虫薬と呼ばれる薬剤のクラスに属しています。 アルベンダゾールは、ワームが砂糖（グルコース）を吸収するのを防ぎエネルギーを失わせて死滅させます。

頭痛、悪心、脱毛、嘔吐、めまい、異常な肝機能検査、発熱、腹痛、めまい

• アルベンダゾールにアレルギーがある場合は、薬を服用しないでください。
• 便秘を避けるため、繊維や水分が豊富な食事と一緒に摂取して下さい。
• 下記にあてはまる場合は、アルベンダゾールの服用を開始する前に医師へご相談下さい。
• 肝疾患を罹患している場合。
• 妊娠している場合、または妊娠を計画している場合。
• 授乳中の場合。

Q.アルベンダゾールは抗生物質ですか？
アルベンダゾールは抗生物質です。それは駆虫薬であり、多くの寄生虫感染症の治療に使用されています。

Q.アルベンダゾールは何のために使われていますか？
アルベンダゾールは、腸内細菌（ギョウチュウ）、アスカリス・ルンブリコイド（回虫）、アンクロストーマ十二指腸およびネクター・アメリカナス（鉤虫）、 ベンチュウ（鞭毛虫）、糞線虫、皮膚幼虫遊走を引き起こす動物性鉤虫幼虫、そして タイ肝吸虫、肝吸虫などの蠕虫によって引き起こされる感染の治療に用いられています。
それはまた、ヒメノレピス・ナナ（Hymenolepis nana）およびタエニア種（Taenia spp。）の治療にも示されています。そしてランブル鞭毛虫やトリコモナス原虫に対しても嫌気性原虫に対して良好な活性を示しています。
しかし、アルベンダゾールが有効でない多くのワームが存在しますので、ワームの治療を受ける前に医師に相談してください。

Q.アルベンダゾール錠はどのように作用しますか？
アルベンダゾールは、ワームの幼虫と成虫にエネルギーの枯渇を引き起こし、蠕虫の移動性を低下させて蠕虫を死滅させるチューブリン重合を阻害し、ワームを抹殺すことによって作用します。

Q.アルコールと一緒にアルベンダゾールを服用できますか？
アルベンダゾールをアルコールで摂取した場合の相互作用は報告されていません。しかし、アルベンダゾールをアルコールで服用することは推奨されません。


Q.牛乳と一緒にアルベンダゾールを服用できますか？
アルベンダゾールと牛乳との相互作用は報告されていません。しかし、アルベンダゾールは、いくつかの虫感染症では空腹時に、別の虫感染症では食物と一緒の服用が勧められます。
アルベンダゾールを適切に服用する方法については、医師のアドバイスを受けてください。

Q.アルベンダゾールとフルコナゾールを併用できますか？
アルベンダゾールはフルコナゾールと一緒に服用することができます。両者の間で薬物相互作用は報告されていません。ただし、全く相互作用が発生しないわけではありませんので、2つの薬を一緒に飲む前に医師に相談してください。

Q.アルベンダゾールは妊娠中の使用は安全ですか？
アルベンダゾールは、妊娠中に使用することは勧められません。妊娠している場合はアルベンダゾールを服用しないでください。動物試験において有害な影響を示しています。

Q.アルベンダゾールは安全ですか？
アルベンダゾールは、医師の指示に従って、規定の用量で服用すれば安全です。

Q.アルベンダゾールは咀嚼できますか？
アルベンダゾールは咀嚼錠剤として入手可能であり、粉砕、咀嚼、または飲み込むことができます。詳細は商品の使用説明書で確認するか、医師または薬剤師にお尋ねください。

Q.アルベンダゾールは虫垂炎の治療に有効ですか？
アルベンダゾールは、虫垂の治療に使用されます。アルベンダゾールは、幼虫および成虫段階に対して活性です。薬を服用する前に医師に相談してください。

Q.アルベンダゾールは母乳育児中の使用は安全ですか？
母乳育児中の使用に関する十分なデータが入手でていません。したがって、母乳育児は、治療中および治療終了後少なくとも5日間は中止するべきです。
授乳中にアルベンダゾールを服用する場合は事前に、医師に相談してください。

Q.アルベンダゾールは店頭販売品ですか？
アルベンダゾールは、店頭販売（OTC）製品ではありません。処方薬です。

Q.アルベンダゾールはG6PD欠損症での使用は安全ですか？
アルベンダゾールはG6PD欠乏症の人でも安全に使用できます。 G6PDが不足している人で避けるべき薬の詳細については、医師に相談してください。

Q.アルベンダゾールは虫垂を殺すのですか？
アルベンダゾールは、ヒメノレピス・ナナ（Hymenolepis nana）およびタエニア種（Taenia spp）のようなサナダムシに対して有効です。これらのワーム感染の薬を服用する前に、医師に相談してください。

Q.アルベンダゾールはすべてのワームを殺すのに効果がありますか？
アルベンダゾールは、ワーム（蠕虫）感染の大部分に対して活性です。ただし、アルベンダゾールが有効でないのワームが存在する可能性があるため、ワームの治療を受ける前に医師に相談してください。

Q.アルベンダゾールは下痢を引き起こすか？
下痢はアルベンダゾールの珍しい副作用です。アルベンダゾールを摂取した後に下痢を起こした場合は、医師に相談してください。

Q.アルベンダゾールは疥癬を殺しますか？
アルベンダゾールは、疥癬の治療には使用されていません。疥癬の疾患があると思われる場合は、適切な診断と治療が必要なので医師に相談してください。

Q.アルベンダゾールはピンワムの卵を殺しますか？
アルベンダゾールは、虫垂の治療に使用されます。アルベンダゾールは幼虫および成虫の段階に対して活性ではありますが、卵を殺すことは示されていません。

Q.アルベンダゾールはジアルジアを治療しますか？
アルベンダゾールは、ジアルジア症を治療するために使用することができます。 ランブル鞭毛虫やトリコモナス原虫のような嫌気性原虫に対して活性を示しています。
適切な診断と治療が必要なため、ジアルジア症に疾患していると思われる場合は、医師に相談してください。

Q.アルベンダゾールは卵を殺すのですか？
アルベンダゾールは虫の卵を殺しません。それは幼虫と成虫の形の虫に対して作用します。

アルベンダゾールは寄生虫による感染症などの治療に利用されています。寄生虫がグルコースなどの栄養分を吸収するのを阻害し、寄生虫をだんだんと弱らせていきます。医師の処方箋に従い投与してください。

【エキノコックス症（包虫症）】
エキノコックス症（包虫症）は、エキノコックスを原因とする寄生虫感染症のひとつです。エキノコックスは、扁形動物門条虫綱真性条虫亜綱円葉目テニア科エキノコックス属に属する生物のことで、単包条虫 と多包条虫があります。原因となるのが単包条虫の場合は単包性エキノコックス症、多包条虫の場合は多包条虫と呼ばれます。エキノコックス症（包虫症）は、キタキツネや犬、猫などの糞を介して、それらの動物の糞に汚染された水や食料を経てヒトの体内に入ることによって感染します。 単包条虫の感染が広がる経路：感染した動物（主にイヌ科の肉食動物）の糞の中に虫卵が排出されます。その周囲の地面や水、植物などが汚染されます。次に虫卵が、中間宿主動物（ヤギ、ウサギ、ブタ、ウシ、ヒツジ、ウマ、トナカイ、ヒトなど）の体内に経口で取り込まれる。中間宿主の十二指腸、症状上部にて虫卵が孵化します。ヒトの場合、腸壁から幼虫（六鉤幼虫）が侵入し、血流やリンパの流れに乗って肺や肝臓、脳などの重要な臓器に運ばれ、そこで単包虫となり、それぞれの臓器に深刻な障害を引き起こします。特に肝臓での増殖が顕著で、肝臓がんの誤診もしばしば起こっています。
多包条虫の感染が広がる経路：キツネ、イヌ、タヌキ、ネコ、オオカミ、コヨーテなどの糞便に虫卵が排出されることでその周辺環境を汚染します。汚染された水や食べ物、土壌などを介して中間宿主の体内に入ります。中間宿主としては、野ネズミやエゾヤチネズミのほか、家畜哺乳類やヒトんも中間宿主になりえます。中間宿主の十二指腸、症状上部にて虫卵が孵化します。ヒトの場合、腸壁から幼虫（六鉤幼虫）が侵入し、血流やリンパの流れに乗って肺や肝臓、脳などの重要な臓器に運ばれ、そこで包虫となり、それぞれの臓器に深刻な障害を引き起こします。多包条虫は小嚢胞が多数集まった蜂の巣のような構造を作ります。まれに肝臓以外の脳、骨、骨格筋、腎臓、脾臓、その他の組織からも検出されることがあります。

日本ではキタキツネが生息する北海道で多包条虫症がみられます。

感染初期では無症状、無自覚ですが、次第に肝臓腫が大きくなると腹痛や、皮膚のひどい痒み、腹水などの症状が現れます。その他、肺に症状が出ると、咳、血痰、胸痛、発熱などあたかも結核のような症状を引き起こします。

※医師に指示された用法および用法に従って下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

【用量】
成人および2歳以上の子供：
1回400mg（10ml）を単回投与して下さい。

1～2歳の子供：
1回200mg（5ml）を単会投与して下さい。

アルベンダゾール経口懸濁液は、1歳未満の子供には使用できません。

単回投与終了後も症状が持続する場合は、医師に相談して下さい。

最大治療期間は症状によってことなります。
各症状毎の最大用量は以下を参照して下さい。
1日の最大用量および推奨治療期間を超えて使用してはいけません。

＜蟯虫感染、鉤虫症、回虫感染、鞭虫感染＞
成人および2歳以上の子供：
アルベンダゾール経口懸濁液10mlを空腹時に単回投与して下さい。
最大推奨用量・・・単回投与、400mg

1～2歳の子供：
アルベンダゾール経口懸濁液5mlを空腹時に単回投与して下さい。
最大推奨用量・・・単回投与、400mg

＜線虫感染、有鉤条虫/無鉤条虫感染、条虫感染＞
成人および2歳以上の子供：
1日1回アルベンダゾール経口懸濁液10mlを空腹時に、3日間継続服用して下さい。
最大推奨用量・・・1日400mg、3日で1200mg

＜肝吸虫感染＞
成人および2歳以上の子供：
1日2回アルベンダゾール経口懸濁液10mlを空腹時に、3日間継続服用して下さい。
最大推奨用量・・・1日800mg、3日で2400mg

＜皮膚幼虫移行症＞
成人および2歳以上の子供：
1日1回アルベンダゾール経口懸濁液10mlを空腹時に、3日間継続服用して下さい。
最大推奨用量・・・1日400mg、3日で1200mg

＜ジアルジア症＞
2～12歳の子供：
1日1回アルベンダゾール経口懸濁液10mlを空腹時に、5日間継続服用して下さい。
最大推奨用量・・・1日400mg、5日で2000mg

高齢者：
肝障害（肝疾患）のある高齢患者は、アルベンダゾー経口懸濁液錠の服用を開始する前に医師に相談して下さい。

腎障害：
腎障害の診断を受けている患者は、アルベンダゾール経口懸濁液の服用を開始する前に医師に相談して下さい。

肝障害：
肝障害の診断を受けている患者は、アルベンダゾール経口懸濁液の服用を開始する前に医師に相談して下さい。

(1)本剤による使用中、もしくは使用後1ヵ月以内は妊娠を避けさせること
(2)定期的に血液検査、肝機能検査を行い、異常がみられた場合には減量、中止等適切な処置を行う
(3)本成分にアレルギーがあれば使用を避けること

下記の薬と併用することで血中濃度が変化する可能性があるため注意してください。
抗けいれん薬のフェニトイン（アレビアチン、ヒダントール）やカルバマゼピン（テグレトール）、フェノバルビタール（フェノバール）

妊婦、授乳婦には投与をできるだけ避けること、どうしても必要な場合は医師と相談すること