アーテエータ 注射
アーテエター 注射は、熱帯マラリアに対して信頼性の高い治療薬です。しかし、マラリアの予防や脳、肺、腎臓の疾患を引き起こす重度のマラリアを治療する目的では使用されません。
アーテエータ, Arteether
アーテエータ (アルテメテル), Arteether
ファルシサール, Falcither, マルネート R, Malnate-R, その他
10mL, 2mL x 3
FDC, Wockhardt, ジェネリック各社
注射薬
75mg/10mL, 150 mg/2 mL
インド
1157
【アルテエーテル】 不明です。医師へご確認下さい。
【アルテエーテル】 アルコールとの相互作用は不明です。医師へご確認ください。
【アルテエーテル】 不明ですので医師へご相談下さい。
【アルテエーテル】 不明ですので医師へご相談下さい。
【アルテエーテル】 不明ですので、薬の使用を始める前に医師へご確認ください。
【アルテエーテル】 情報が限られていますので、薬の使用を始める前に医師へご確認ください。
【アルテエーテル】 情報が限られていますので、薬の使用を始める前に医師へご確認ください。
シルデナフィル
アルテメテル
- マラリア原虫が体内に存在しているかどうか、4週間の間、週に1度、血液検査でモニターされる可能性があります。
- 車を運転したり機械を操作したりしないでください。アルテエーテルはめまいや吐き気などの副作用を引き起こす可能性があります。
- 感染が完全に治癒しない可能性がありますので、気分が良くなったと思われても薬の服用を止めないでください。
- 心電図の異常がある場合には、アルテエーテルを服用しないでください。
マラリアは熱帯から亜熱帯に広く分布する原虫感染症です。世界保健機関・WHOの推計によりますと、年間3~5億人の感染者。150万~270万人の死亡者数があるとされています。この数字の多くはサハラ以南のアフリカでの5歳児未満の小児が占めますが、アフリカ以外の東南アジア、南亜細亜、南太平洋諸国、中南米でも多数の発生例があります。旅行者が帰国してからマラリアを発症するケースは約3万人と推計されています。日本では2000年以降は100例を下回り、減少してきています。感染すると高熱、吐き気、頭痛などの症状が現れます。悪性の場合では脳マラリアによって腎不全や意識障害など深刻な状態を引き起こし死に至る危険性があります。
マラリアの病原体は4種あります。熱帯熱マラリア原虫(P. falciparum )、三日熱マラリア原虫(P. vivax )、卵形マラリア原虫(P. ovale )、四日熱マラリア原虫(P. malariae )。媒介動物は蚊(マハダラカ)です。マハダラカの唾液腺にスポロゾイトとして蓄積されたマラリア原虫は、メスのマハダラカが産卵に備えて吸血する際に唾液を注入するさいにヒトの体内にスポロゾイトが侵入します。血液中に入った後は45分ほどで肝細胞に取り付きます。その後肝細胞の中で1~3週間かけ増殖し、分裂小体(メロゾイト)が数千個になると肝細胞を破壊して赤血球に入り込みます。赤血球の中で8~32個に分裂し、赤血球を破壊して血液中に流れ出て、また別の赤血球に取り付きこの過程を繰り返します。
マラリアを発症すると、40度もの高熱が出ますが比較的短時間で下がります。ただし、三日熱マラリアですと約48時間置き、四日マラリアですと72時間おきに高熱を繰り返します。卵形マラリアの場合、三日マラリアとほぼ同じ50時間毎に発熱を繰り返します。いずれの場合、一旦熱が下がるため油断しやすいのですが、早急に治療を開始しないと重篤化する危険性が高くなります。三度目の高熱を発症したときは大変危険な状態とされています。治療をせずに放置すると、慢性マラリア化し、発熱の間隔が延びて血中の原虫は減少します。三日熱マラリアと卵形マラリアでは一部の原虫が肝細胞内で休眠型となり、長期間潜伏する場合があります。日熱マラリア原虫の成熟体は、血液中に長期間(数か月~数年間)潜伏し発症させることがあります。