【クレオン】食事と一緒に服用下さい。
【クレオン】アルコールとの相互作用は不明です。医師へご確認下さい。
【クレオン】妊娠中に使用するのは危険である可能性があります。動物研究では胎児に悪影響を及ぼしていますが、ヒトでの研究は限られています。妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には許容される可能性もあります。医師にご相談ください。
【クレオン】母乳育中の使用は恐らく安全です。ヒトでの研究データは限られていますが、薬が乳児に重大なリスクがないことが示されてます。
【クレオン】通常、車の運転などに影響を及ぼすことはありません。
【クレオン】情報が限られていますので、薬の使用を始める前に医師へご確認ください。基礎疾患に腎臓病がある場合は、尿酸値が上昇する可能性があるため、注意が必要です。
【クレオン】情報が限られていますので、薬の使用を始める前に医師へご確認ください。
クレオン (パンクレアチン)
クレオン (パンクレアチン)の使用方法
クレオンは膵臓の外分泌機能不全による消化不良の補助治療薬として使用され、食事中または軽食後に服用します。
十分な水と一緒に摂取してください。
クレオン (パンクレアチン)の有効成分であるパンクレアチンは、ブタのすい臓から製した消化酵素剤で、でんぷん消化力、たん白消化力および脂肪消化力があります。
アミラーゼ、リパーゼ、プロテアーゼなどの消化酵素を含み、脂質・糖質・タンパク質の分解を助けます。
膵外分泌機能不全に伴う消化障害の改善に有効で、人間だけでなく犬にも処方されることがあります。
【参照文献】くすりのしおり
クレオン (パンクレアチン)の一般的な副作用
腹痛、腹部膨満、下痢などが報告されています。重篤な症状が出た場合は速やかに医師へ相談してください。
よくある質問
Q. クレオン (パンクレアチン)とは?
ブタの膵臓から抽出した消化酵素の製剤で、消化不良の治療に使われます。主に膵臓機能の低下を補います。
Q. パンクレアチンが販売中止になったのはなぜですか?
需要の増加ならびに日本国内での製造や納品の遅延により、十分な在庫を確保できなくなったため一時的に提供ができない状況となったようです。しかし、現在も多くの医療機関で使用されています。
パンクレアチンは、海外の生産工場では生産されており、2025年4月現在、個人輸入などでも購入が可能です。
Q. パンクレアチンの働きや効果は?
パンクレアチンは消化酵素として、食物中の栄養素を分解し吸収を助ける働きをします。膵臓の機能が低下した際の補助に効果的です。
Q. クレオンは消化酵素としてなぜ必要なの?
膵臓が十分な酵素を出せないと食べ物の栄養吸収が不十分になります。クレオンはその働きを補い、栄養を効率よく吸収できるようにします。
Q. パンクレアチンは犬にも使えますか?
はい。獣医の指示により犬にも処方されることがあり、特に膵外分泌不全症(EPI)の治療に使用されます。
基本情報
クレオンの有効成分パンクレリパーゼ(高力価のパンクレアチン製剤)は酵素活性が非常に高い消化酵素で、脂質・糖質・タンパク質を分解し、食物の消化吸収を助けます。
パンクレアチンは慢性膵炎、膵切除、膵嚢胞線維症などが原因の膵外分泌機能不全に対しての膵酵素補充療法として使用されます。
パンクレリパーゼはブタの膵臓からパンクレアチンを高度に抽出して作られます。
そのためブタたんぱく質に対して過敏症の既往歴がある場合の使用は禁忌とされています。
【参照文献】日経メディカル
用法・用量
*添付文書をよく読み、医師に指示された服用方法に従ってください。
*用量は病状等により異なりますので以下は目安としてお読みください。
【用量】
クレオンカプセルの用量は、必ず医師の処方量に従って下さい。
服用量を増やすよう指示があった場合は、徐々に増量する必要があります。脂肪便や腹痛の症状がなくならない場合は、医師に相談して下さい。
服用のタイミング
クレオンカプセルは、食事中もしくは食事や軽食の直後に、十分な量の水と一緒に服用して下さい。
【用法】
・カプセルはそのまま服用する、もしくはカプセルを開封し中身の顆粒を酸性の飲料(リンゴ、オレンジ、パイナップルジュースなど)もしくは柔らかい食べ物(リンゴのソースやヨーグルトなど)に混ぜて服用して下さい。顆粒を混ぜた後は、噛まずに直ちに服用して下さい。
・服用期間中は、毎日十分な水分補給を行って下さい。
・カプセルの内容物を酸性飲料以外の食べ物や飲料と混ぜたり、カプセルを噛んだりすると、口腔内の炎症を引き起こす、もしくはクレオンカプセルの作用に影響がでる可能性があります。
・カプセルは口の中に留めず、直ぐに飲み込んで下さい。
服用期間について
医師に指示された期間服用を継続して下さい。
多くの場合、生涯に渡って服用が必要となります。
【過量服用した場合】
クレオンカプセルを多量に服用してしまった場合は、大量の水を飲み、直ちに医師の診察を受けて下さい。
【服用を忘れた場合】
服用を忘れた場合は1回分を飛ばし、次の予定時間から通常通り使用を再開して下さい。
忘れた用量を補うために倍量使用しないで下さい。
警告
本剤は自己判断での中止・変更は避け、必ず医師の指示に従ってください。
禁忌
以下に該当する場合は使用できません。
・パンクレアチンやブタタンパク質に過敏症の既往がある方
慎重投与
以下に該当する場合は、慎重に投与する必要があります。
・妊娠中または妊娠の可能性がある方
・授乳中の方
・体力があまりない小児や高齢者
相互作用
現在のところ重大な相互作用は報告されていませんが、他の薬との併用については必ず医師に相談してください。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断可能な場合にのみ使用します。妊娠中の使用に対しての安全性は確立されていません。
保存等
クレオン (パンクレアチン)は、直射日光・高温多湿を避け、室温で保存してください。
開封後は早めに使用してください。