ゼンプラー

ゼンプラー（有効成分：パリカルシトール）は慢性腎不全に伴う二次性副甲状腺機能亢進症(SHPT)の治療に用いられるお薬です。パリカルシトールは内因性活性型ビタミンD２のアナログです。

重い副作用が現れた場合は直ちに医師に診てもらうこと。
下痢、めまい、吐き気、ふらつき
重度のアレルギー反応（発疹、じんましん、かゆみ、呼吸困難、胸部圧迫感、異常な嗄声、口、顔、唇、または舌の腫れ） 、タール色の便、血便、胸の痛み、うつ症状、失神、発熱、悪寒、または永続のどの痛み、不整脈、筋肉痙攣、痛みを伴う排尿、動悸、発作、持続性のめまいや頭痛、胃の痛み、手や足のむくみ、高血中カルシウム濃度の症状（例：便秘、喉の渇き、排尿増加、食欲不振、吐き気、疲労感、思考低下、嘔吐、体重減少）の損失、ドライアイ、呼吸異常、口渇、喉の渇きなど

次に該当がある場合は事前に医師に伝えて下さい。慎重な使用をする必要があるか、または場合によっては使用が適さないケースもありえます。
○妊娠している
○妊娠いている可能性がある
○これから妊娠する予定がある
○授乳中
○他に使用している処方薬、一般薬、漢方薬、サプリメントなどがある
○その他の医薬品、食品、などに対してアレルギーがある場合、またはその他の物質に対してアレルギー体質がある場合
○不整脈や動脈硬化などの心疾患がある場合
○高血圧の場合
○肝臓障害がある場合
○カルシウムサプリメントなどを使用している場合
○ ヒドロクロロチアジドなどのチアジド系利尿薬を使用している場合
○制酸剤などのアルミニウムを含む薬を使用している場合
○ジゴキシンなどのジギタリス薬を使用している場合
○クラリスロマイシン、 HIVプロテアーゼ阻害剤、ダゾール系抗真菌剤、ネファゾドン、テリスロマイシン、またはボリコナゾールゼンプラーなどを使用している場合

下記の場合の使用はできません。該当を医師に伝えて下さい。
○本剤（ゼンプラー/有効成分：パリカルシトール）に含まれる成分に対してアレルギーの既往歴がある場合。
○血中ビタミンD濃度、及びカルシウム濃度が高い場合

○本剤（ゼンプラー/有効成分パリカルシトール　Paricalcitol）の使用でめまいやふらつきが現れることがあります。アルコールとの同時または時間を置かない摂取で、さらに症状が重くなることがあります。本剤（ゼンプラー/有効成分パリカルシトール　Paricalcitol）を使用する際は、車の運転は危険を伴う機械作業は避けて下さい。
○ビタミンDやカルシウムの摂取制限など、医療者による食事指導を守りましょう。
○本剤の使用中にアルミニウムを含む、制酸剤、リン吸着剤などは使用しないこと。
○小児などへの本剤の使用についての安全性は確立されていません。