基本情報
微小管(細胞分裂時に染色体を新しい細胞に移す役割を果たす)や、微小管を構成するチューブリンに作用して、抗腫瘍効果があるとされています。
禁忌
(1)骨髄機能低下が著しい場合(重症感染症を併発し,致命的となることがある)
(2)重篤な感染症を合併している場合(感染症が悪化し致命的となるおそれがある)
(3)本剤及び他のビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある場合
(4)髄腔内への使用
(2)重篤な感染症を合併している場合(感染症が悪化し致命的となるおそれがある)
(3)本剤及び他のビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある場合
(4)髄腔内への使用
慎重投与
(1)骨髄機能抑制がある場合[骨髄機能をより強く抑制するおそれがある] (2)肝障害がある場合(副作用が強く現れるおそれがある)
(3)間質性肺炎又は肺線維症の既往歴がある場合(症状が再発するおそれがある)
(4)神経・筋疾患の合併あるいは既往歴がある場合(末梢神経障害(知覚異常,腱反射減弱等)が強く現れるおそれがある)
(5)虚血性心疾患又はその既往歴がある場合(症状を誘発若しくは悪化させるおそれがある)
(6)便秘傾向が強い場合(症状を悪化させるおそれがある)
(7)高齢者(高齢者への投与の項参照)
(3)間質性肺炎又は肺線維症の既往歴がある場合(症状が再発するおそれがある)
(4)神経・筋疾患の合併あるいは既往歴がある場合(末梢神経障害(知覚異常,腱反射減弱等)が強く現れるおそれがある)
(5)虚血性心疾患又はその既往歴がある場合(症状を誘発若しくは悪化させるおそれがある)
(6)便秘傾向が強い場合(症状を悪化させるおそれがある)
(7)高齢者(高齢者への投与の項参照)
重要な基本的注意
骨髄機能抑制、間質性肺炎、イレウス等の重篤な副作用が起こることがあるので、頻回に臨床検査(血液検査,肝機能・腎機能検査、心肺機能検査等)を行うなど、患者の状態に十分注意をすること。異常が認められた場合、減量、休薬等の適切な処置を行うこと。また,使用が長期間にわたると副作用が強く現れることがあるため,投与は慎重に行うこと。感染症の発症又は悪化に注意すること。 (3)乳癌に対するアントラサイクリン系抗悪性腫瘍剤及びタキサン系抗悪性腫瘍剤による化学療法後の増悪若しくは再発例において,本剤を含む他の抗悪性腫瘍剤との併用療法を行った場合の有効性及び安全性は確立されていない (4)小児及び生殖可能な年齢の患者に投与する必要がある場合には,性腺に対する影響を考慮する
高齢者への投与
高齢者では生理機能が低下している場合が多くため、白血球減少、貧血、血小板減少、BUN上昇、発熱、間質性肺炎、便秘等の副作用が現れやすい。用量、投与間隔等に注意して患者の状態を観察し慎重に使用すること。
小児等への投与
妊婦又は妊娠している可能性のある女性への使用は避けることが望ましい。動物実験で催奇形性(ラット:頸椎椎弓の癒合,頸椎配列異常等の骨格変異,ウサギ:耳介低形成,側脳室拡張,腰肋等の骨格変異)が報告されている。授乳婦へ使用する場合には授乳を中止させること。動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。