レキップ (ロピニロール)
レキップはパーキンソン病および不穏下肢症候群(RLS)の治療に使用されます。 有効成分のロピニロールは体の不快感を改善し動作を良くする作用があります。
レキップ
ロピニロール, Ropinirole
レキップ, Requip
21, 28, 84
GSK
錠剤, 徐放性錠 (XL錠)
1mg, 2mg, 4mg, 8mg
インド, トルコ
1985
【レキップ】 食事と一緒に服用下さい。
【レキップ】 アルコールと一緒に摂取した場合、眠気や鎮静作用が増すことがあります。
【レキップ】 レキップを妊娠中に使用するのは危険かもしれません。ヒトの胎児においての実験ではリスクがあるという証拠がありますが、妊娠中の女性への使用は命にかかわるリスクに瀕した場合、許可されることがあります。医師へご相談下さい。
【レキップ】 医師へご相談下さい。
【レキップ】 めまい、眠気、疲労を感じたり、注意散漫になることがあります。 そのような症状が見られた場合は、車の運転や機械の操作は控えて下さい。
【レキップ】 重度の患者への使用には注意が必要です。用量調整が必要となることがありますので医師へご相談ください。
【レキップ】 肝疾患がある場合は、注意が必要です。用量調整が必要となることがあります。医師へご相談下さい。また肝疾患が重度である場合は、お勧めできません。
ロピニロール
- レキップまたは薬の成分のいずれかにアレルギー(過敏症)がある場合は、レキップを使用しないでください。
- レキップを服用中は、過度の眠気を引き起こす可能性があるため、車を運転したり、機械を操作したりしないでください。
- 妊娠中である場合、妊娠する予定がある場合、または母乳育児を行っている場合は、レキップを服用しないでください。
- 重度の心臓の問題がある場合、深刻な精神的健康の問題がある場合、過度の性行動やギャンブルなど、異常な衝動を感じた場合、ホルモン補充療法を受けている場合は、 レキップを服用しないでください。
レキップは、モノアミンオキシダーゼ阻害剤(MAOI)またはアヘン剤、麻薬または鎮痛剤または筋肉緩和剤ではありません。
ドーパミン刺激薬の作用を有し、手足が不必要にに動いてしまうといった衝動を止めるように作用します。
Q.レキップは安全ですか?
医師の指示に従い、規定の用量と期間で使用した場合、安全に服用することができます。
Q.アンビエン(ゾルピデム)、トラマドール、ビコジン(ハイドロコドン)、イブプロフェン、ベナドリルと一緒に、レキップ(レキップ)を服用できますか?
アンビエン(ゾルピデム)またはベナドリル(ジフェンヒドラミン)またはヴァイコディン(アセトアミノフェン/ヒドロコドン)またはトラマドールと、レキップ(レキップ)を併用すると、
めまい、眠気、集中困難などの副作用が増すことがあります。
イブプロフェンをレキップ(レキップ)との併用では相互作用は確認されていません。
Q.レキップは体重増加や便秘、口の渇き、眠気、痛みを緩和したり、気分の高揚を起こしますか?
レキップは眠気の原因となることがありますが、体重増加、便秘、口渇を引き起こすことはありません。本薬が気分を高揚させたり、痛みを軽減するといったことは確認されていません。
パーキンソン病は、神経変性疾患のひとつで未だその全容については解明されておらず、また治療法も確立されていません。中高年以上になってから発症する例が多く、特に高年の方が発症率が上がります。脳内ドーパミンやアセチルコリンの量が異常となり、次第に症状が進行していうく病気です。と言っても中高年しかかからないとく訳ではなく、10代~20代の若者がかかる若年性パーキンソン病もありえます。
発症するとあらわれる代表的な症状は手のふるえ、手足の曲げ伸ばしが困難になる、動作が緩慢になるなどの運動症状です。また、運動機能のほかにも種々の精神症状も合わせて出て行きます。非運動症状としては排尿障害、便秘、垂涎、発刊過多、あぶら汗、うつ症状、無関心、無感動、感情の麻痺、不安、などやその他があらわれます。ある研究では、パーキンソン病の患者の40%のケースで認知症が合併していたという研究があります。
パーキンソン病の根本的な治療法は未だ確立されていないため、治療の柱は、症状の進行を遅らせることとなっています。これまでは、運動症状、精神症状、自律神経症状あどに対しての対処療法がほとんどでしたが、徐々に症状の進行を遅らせるための治療を模索する動きが出てきています。
はっきりとした原因は分かってはいませんがパーキンソン病は脳の特定の部分の神経伝達物質ドーパミンの分泌が不足することに関連すると考えられています。一度パーキンソン病を発症すると、症状は時間が経つにつれて悪化します。さらにうつ病を発症する場合も多いです。最終的には介護が必要なケースにいたります。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。
【用法】
レキップXL錠は、1日1回経口服用して下さい。
食事の有無にかかわらず服用いただけます。
錠剤は噛んだり潰したりせず、そのまま飲み込んで下さい。
【用量】
初回投与量は、1回2mgを1日1回、1~2週間継続服用することが推奨されています。
レキップXL錠の最大推奨用量は、1日24mgです。
腎障害患者:
血液透析を受ける末期の腎障害患者への最大推奨用量は、1日18mgです。
レキップXL錠の服用を中止する必要がある場合は、7日間かけて徐々に減量して下さい。
服用が中断された場合は、レキップXL錠の再滴定が必要になることがあります。
短時間作用型のロピニロールを服用していた場合は、直ぐにレキップXL錠へ切り替えることができます。
その場合、レキップXL錠の初回投与量は服用していた短時間作用型ロピニロールの1日の総用量に合わせて下さい。
- 本剤の成分に過敏症のある患者への投与は避けること。
- 他の薬を使用している場合は投与前に医師と相談すること。
- 妊婦、または妊娠している可能性のある患者への投与は避けること。
- お子様の手の届かない場所に保管して下さい。
- お客さまの自己責任にてお使いいただけますようお願いします。
- 服用後に体に異変を感じましたら、すぐ医師などにご相談下さい。
- 開封後は涼しい直射日光を避けて保管して下さい。
- 高齢者へは慎重に投与してください。
- 薬を飲み事で眠気を催したりするので、車の運転など危険な作業は避けてください。
統合失調症など精神症状の病気、肝臓病、重い腎臓病、重い心臓病、低血圧症、高齢の人
抗菌薬のシプロフロキサシン(シプロキサン)、フェノチアジン系、ブチロフェノン系、シプロフロキサシン(シプロキサン)、エノキサシン(フルマーク)、フルボキサミン(デプロメール)、スルピリド(ドグマチール)
効果に影響がある可能性があるため高タンパク質な食事は避けてください。
母乳を通して乳児に悪影響を与える恐れがあるので授乳中は使用しないでください。
Requip®
Requip ® XL