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トピロール (トピラマート)

トピロール (トピラマート)は、てんかん発作予防薬です。通常は他の抗てんかん薬と併用して使用されます。 また、海外では片頭痛予防薬としても使われている場合もあります。

同義語

トピナ

有効成分

トピラマート Topiramate

その他のブランド名

トピロール,Topirol

包装

10

製造元

Sun Pharma

形状

含有量

25 mg, 50 mg, 100 mg, 200mg

製造国

インド

SKU

3010

【トピロール (トピラマート)】食事の有無に関わらず服用できますが、いつも一定の時間に服用されることをお勧めします。

【トピロール (トピラマート)】アルコールと一緒に摂取した場合、眠気や鎮静作用が増すことがあります。

【トピロール (トピラマート)】トピロール (トピラマート)を妊娠中に使用するのは安全ではありません。ヒトの胎児においての実験ではリスクがあるという証拠がありますが、妊娠中の女性への使用は命にかかわるリスクに瀕した場合、許可されることがあります。医師へご相談下さい。

【トピロール (トピラマート)】母乳育児中の使用は安全ではありません。医師へご相談ください。

【トピロール (トピラマート)】車の運転や機械を操作する際には、注意が必要です。

【トピロール (トピラマート)】腎疾患がある場合は、注意が必要です。

【トピロール (トピラマート)】不明ですので、薬の使用を始める前に医師へご確認ください。

トピラマート

使用方法
トピロール (トピラマート)は、片頭痛、およびてんかんの治療に使用されます。
効能・効果
トピロール (トピラマート)は、脳内の神経細胞の異常に過度な活動を抑制することによって、てんかん発作または痙攣発作を制御します。
一般的な副作用
めまい、眠気、吐き気、味覚の変化、感覚異常(かゆみまたは痛み)、疲労、下痢、体重減少、記憶障害
専門家のアドバイス
  • 本薬、または、他の成分にアレルギーがある場合は、トピロール (トピラマート)を服用しないでください。
  • 妊娠している、もしくは、妊娠や母乳育児を計画している場合は、トピラメートを使用しないでください。
  • 下記の既往歴がある場合は、医師に助言を求める必要があります。肝臓または腎臓の問題または腎臓の透析が必要である場合。 目の問題または成長の問題。代謝性アシドーシスなどの血液または体液に関連する問題。
  • 腎臓結石を防ぐため、本薬を服用中は常にたっぷりと水分補給を行って下さい。
  • トピロール (トピラマート)の服用中はめまいや視力の問題を引き起こす可能性があるため、車の運転や機械の操作は行わないで下さい。
よくある質問
Q.トピロール (トピラマート)は、麻薬性ですか、ベンゾジアゼピンですか、MAOIですか、または血液希釈剤ですか?
トピロール (トピラマート)は、麻薬性でも、ベンゾジアゼピンでも、MAOIでも、血液希釈剤でもありません。

Q.体重減少の目的のためトピロール (トピラマート)を服用することができますか?
いいえ、トピロール (トピラマート)は体重減少のために使用することは示されていません。発作および片頭痛の治療に適応されています。
薬を服用する前には医師にご相談ください。

Q.トピロール (トピラマート)は不安感を和らげる効果はありますか?
トピロール (トピラマート)は不安の治療には適応していません。薬を服用する前に医師にご相談ください。

Q.トピロール (トピラマート)は安全ですか?
トピロール (トピラマート)は、推奨された通りに使用される場合、比較的安全です。副作用がある場合は、医師にご相談ください。

Q.ナプロキセン、パラセタモール、トラマドール、ナイキル、アドビル、ウェルブトリン、メタドン、フェネテラミン、ペルコセット、アデラル、ゾロフト、ビコジンまたはガルシニアと
一緒にトピロール (トピラマート)を服用することはできますか?
トピロール (トピラマート)は、医師の指示がある場合にのみナプロキセン、パラセタモール、トラマドール、アドビル(イブプロフェン)、またはガルシニアと一緒に服用することができます。
トピロール (トピラマート)は、ナイキル、メタドン、ペルコセット(オキシコドン)、フェネテラミン、ゾロフト(セルトラリン)、ビコジン(ヒドロコドン)と一緒に服用すべきではありません。

Q.トピマートは、にきび、疲労、体重増加、体重減少、かゆみ、低血圧、または不眠症を引き起こしますか?
はい。トピラメートは、にきび、疲労、体重減少、かゆみ、低血圧、または不眠症を引き起こすことがあります。しかし、体重増加は引き起こしません。
このような症状が現れた場合は、医師にご相談ください。

Q.トピマートは避妊に影響を及ぼしますか?
はい。トピマートは、経口避妊薬の作用に影響を及ぼします。トピロール (トピラマート)を服用中は、二次的な避妊対策が必要かどうかについて、医師にご相談ください。


基本情報
てんかん発作を予防するお薬です。他の抗てんかん薬と併用して使用します。海外では片頭痛予防薬としても使われている場合もあります。 脳内のGABAと呼ばれる神経伝達物質の活性を高めてくれます。 トピラメート(トピラマート)はまた神経細胞を励起するグルタミン酸と呼ばれる神経伝達物質の能力を減少させます。脳内の電気的活動を安定化してくれ、脳神経の興奮をおさえてくれます。 <てんかんについて>
てんかんは、脳の神経活動に異常を起こし(てんかん放電、過剰活動)、発作症状を引き起こす脳の病気です。100人~200人に1人の割合でてんかん患者さんがいると言われています。以前は子供の病気と考えられていましたが、実際は高齢になってから発症することもあることが分かっています。てんかんの発作は突然起こり、全身の痙攣や、意識の低下、運動機能や感覚のの変化などを生じます。通常、短時間(数十秒~数分)で発作症状がおさまることがほとんどです。
てんかんの発作は大きく分けて、2つのタイプに分類されます。ひとつは、はじめから脳全体が発作を起こす全体発作。もうひとつは、脳の一部がはじめから発作を起こす部分発作です。症状も痙攣だけでなく、ボーっとした欠神状態が短時間続く欠神発作として現れる場合もあります。部分発作では、身体の一部にのみ運動機能や感覚異常を生じるということもあります。 またその他に顔、手足、体幹などの筋肉にピクッとした痙攣が短時間起こるミオクローヌス発作や部分てんかん、特殊なてんかんがあります。 ミオクローヌス発作では脱力発作は頭部、体幹、四肢などの姿勢を保つのに必要な筋肉の脱力が短時間発作的に起こるため尻もちをついたり、ガクッと頭を前にたれたりします。瞬間的な意識消失を伴います。 部分発作では意識障害の伴うタイプと伴わないタイプがあります。体の一部にけいれんなどの症状が現れ、他の部位に広がっていく運動性発作では手足や口の周りのけいれんから、半身、全身に広がり、痙攣が全身に及んで意識を失います。また、体の一部に現れた異常感覚が他の部位に広がる感覚性発作では、腹痛や下痢などの自律神経症状が発作的にみられる場合もあります。 特殊なてんかんには点頭てんかんやレノックス症候群、反射性てんかんなどがあります。 点頭てんかんの特徴は、急に頭が前に倒れ、膝を伸ばし腕を上に上げて胴体を曲げる、まるで礼拝をしているかのような動作を伴う発作を起こすものです。精神的または運動発達障害がみられることが多い。全身の病気が関係して特殊治療を要することもあるため早急に専門医を受診する必要があります。 レノックス症候群は、2歳から4歳くらいの幼児に多く脱力発作やミオクローヌスを伴った欠神発作が頻発するものです。精神・運動発達障害を伴い広範の脳障害が原因であると考えられています。特徴的な異常脳波がみられます。 反射性てんかんでは、光や音、音楽、触覚など種々の感覚刺激や自らの運動、条件反射などによって誘発されるてんかんです。しばらく前ににテレビ番組のポケモンを見て、多くの子供が痙攣を発症したことでがありましたが、あれは反射性てんかんだったと考えられます。 万が一、てんかん発作の場面に居合わせた場合、家族や周囲の人がまず安全確保をすることが大切です。呼吸の確保、嘔吐物などで窒息しないような配慮、危険物を遠ざけることなど。てんかんの発作を起こしている人の身体をゆする、抱きしめる、顔や背中を叩く、大声で話しかけるなどはしてはいけません。意識低下を繰り替えす場合や、意識低下が回復しないまま発作を繰り返す、激しい痙攣が止まらないなどの重積状態の場合は直ちに医師による処置が必要です。てんかんの正しい診断や処置のためには、どのような状態、症状があらわれたのか十分に知ることが大切です。てんかんの場面に居合わせた場合には、発作が起きた時間、状況、誘因となった可能性があるもの、意識の有無、痙攣の状態、顔色・唇などの身体の状態、発作後の様子などについて十分に観察したことを医師に伝えて下さい。周りの方のそうした、手助けがてんかんの早期発見・治療には大変な助けとなります。
禁忌
トピラメート(トピラマート)に対してアレルギー歴のある場合の使用は禁忌
慎重投与
下記の場合の使用は慎重を期すること。 閉塞隅角緑内障がある場合、アシドーシスの素因を有する場合、アシドーシス治療中の場合、 腎機能障害・肝機能障害がある場合、過去に自殺を企てたことがある、または自殺念慮を有するうつ病の場合、高齢者
相互作用
以下の薬と組み合わせることでトピラマートの効果が弱まる可能性があり、その場合投与量を増加する必要があります。
カルバマゼピン
フェノバルビタール
トピラメート(トピラマート)は、フェニトインの血中レベルを増加させる可能性があります。
セント・ジョーンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)と併用する場合には注意が必要です。
血液中のトピラマートの量を増やす可能性があります。
次の薬と組み合わせると眠気を引き起こす可能性があります。
アルコール、フェノバルビタールなどのバルビツール酸塩、ジアゼパムなどのベンゾジアゼピン、鎮静抗ヒスタミン薬、睡眠薬、モルヒネ、コデイン、三環系抗うつ薬 フェニトイン
プリミドン
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性がある場合の使用は、治療上の有益性(母体のてんかん発作頻発を防ぎ,胎児を低酸素状態から守る)が危険性を上回ると判断される場合のみに限る。動物実験(ラット,ウサギ)では、妊娠中の本剤服用により胎児の欠指、口蓋裂、血管系の異常及び骨格異などの報告がある。
小児等への投与
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立されていません。(日本内における使用経験がなし)
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