エプレレノン (セララ ジェネリック)

エプレレノンは、アルドステロン受容体遮断薬で、高血圧や心筋梗塞後の心不全の改善に使用されます。

アルドステロンの働きを抑えることで、カリウムを保持しつつ、体内の余分な水分やナトリウムを排出し、

浮腫や血圧の上昇を抑え、心臓への負担も軽減します。

主に、心筋梗塞後の心不全、高血圧、浮腫の改善、低カリウム血症などに効果があります。

一般的な副作用には、以下のようなものがあります。

吐き気、嘔吐、めまい、倦怠感、脚のけいれん、咳、下痢、インフルエンザ様症状、血中カリウム濃度の上昇、

血中クレアチニン値の増加 など

副作用が長期で続いたり、症状がひどい場合は、速やかに医師へ相談してください。

選択的アルドステロン受容体拮抗薬で、心不全や高血圧の症状を抑えるためのカリウム保持性利尿薬です。

体内の電解質バランスを整えることで、心臓や血管にかかる負担を和らげ、症状の悪化を防ぎます。

はい、ステロイド骨格を持つ薬剤です。一般的なステロイド薬とは違い、ホルモンの調整に働く薬です。

非常にまれですが、女性化乳房が起こることがあります。頻度は1,000人に1〜10人程度とされています。

【参照文献】MSDマニュアル

どちらもアルドステロン拮抗薬ですが、エプレレノンは余計なホルモンには影響しにくいため、副作用が少ないとされています。

エプレレノンはステロイド構造を持ち、アルドステロンというホルモンの働きをブロックすることで、カリウムを体内に保持する

作用があります。これにより、心不全の管理や血圧の低下を助けます。

【参照文献】公益財団法人 日本心臓財団

＊添付文書をよく読み、医師に指示された服用方法に従ってください。

＊用量は病状等により異なりますので以下は目安としてお読みください。

【用法】
エプレレノン錠は、食事の有無にかかわらず服用できます。錠剤はたっぷりの水と一緒に服用してください。

【用量】
通常、心不全治療薬（例：ベータ遮断薬）と併用され、以下のように使用されます。

初回：1日1回25mg

最大用量：1日1回50mg

約4週間後：効果や血中カリウム値に応じて1日1回50mgへ増量

治療開始前、開始1週間後、1か月後に、血中カリウム値の測定が必要です。必要に応じて医師が用量調節を行います。

【特別な配慮が必要な場合】

腎障害：軽度・中等度の場合は25mg/日から開始。重度の腎障害では使用推奨されません。

肝障害：軽度〜中等度であれば初回用量の調整不要。血中カリウムの監視が必要です。

高齢者：初回用量の調整は通常不要です。

小児・青年：使用は推奨されていません。

【過量服用時】
すぐに医師に連絡してください。低血圧や高カリウム血症（めまい、けいれん、吐き気など）が起こる可能性があります。

【服用を忘れた場合】

次の服用まで12時間以上ある場合は、 思い出した時点ですぐ服用してください。

12時間未満の場合は1回分を飛ばし、次回から通常通り服用してください。

忘れた分を補うために倍量を服用することは絶対に避けてください。

・小児への使用は推奨されていません。
・医師の指示なしに服用を中止しないでください。自己判断で服用を中止せず、処方通りに継続して服用してください。
・治療中は、血中カリウム濃度を定期的に確認する必要があります。

以下に該当する場合は使用できません。

・本剤の成分に対して過敏症の既往歴がある方
・高カリウム血症の方（血清カリウム値が5.0mEq/Lを超えている場合を含む）
・糖尿病でタンパク尿または微量アルブミン尿がある方
・中等度以上の腎機能障害（クレアチニンクリアランス50mL/分未満）
・重度の肝機能障害がある方
・カリウム製剤または他のカリウム保持性利尿薬を使用中の方

以下に該当する場合は、慎重に投与する必要があります。

・軽度の腎機能障害がある方
・軽度〜中等度の肝機能障害がある方
・高齢者

【併用禁忌】

・カリウム製剤（塩化カリウム、グルコン酸カリウム、アスパラギン酸カリウムなど）
・カリウム保持性利尿薬（スピロノラクトン、トリアムテレンなど）
・一部の抗真菌薬・抗ウイルス薬（イトラコナゾール、リトナビル、ネルフィナビルなど）

【併用注意】

・ACE阻害薬（カプトプリル、エナラプリル、リシノプリルなど）
・ARB（アンジオテンシンII受容体拮抗薬）（ロサルタン、カンデサルタン、バルサルタンなど）
・アリスキレン、シクロスポリン、タクロリムス
・CYP3A4阻害薬（クラリスロマイシン、フルコナゾール、ベラパミルなど）
・CYP3A4誘導薬（リファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピン、デキサメタゾンなど）
・セント・ジョーンズ・ワート（ハーブ製品）
・リチウム製剤（炭酸リチウム）
・NSAIDs（インドメタシンなど）
・ミトタン

妊娠中・授乳中の方への安全性は確立していないため、使用は避けるか医師と十分に検討する必要があります。

高温多湿や直射日光を避けて、室温で保管してください。