トフラニール
トフラニールは、うつ病の治療に使用されています。気分が晴れない、悲観的、集中できない、眠れないといった心の症状を改善する作用があります。また、夜尿症の治療に使用されることもあります。
トフラニール
塩酸イミプラミン, Imipramine Hcl
トフラニール, Tofranil
50
Novartis
錠
25mg
トルコ
2246
【トフラニール】食事の有無に関わらず摂取できますが、常に一定の時間に服用することが推奨されます。
【トフラニール】アルコール摂取した場合、眠気や鎮静作用が増すことがあります。
【トフラニール】妊娠中に使用するのは危険である可能性があります。動物研究では胎児に悪影響を及ぼしていますが、ヒトでの研究は限られています。妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には許容される可能性もあります。医師にご相談ください。
【トフラニール】母乳育児中の使用は恐らく安全ではありません。ヒトでの研究データが限られていることから、この薬は乳児にとって重大なリスクがある可能性があります。
【トフラニール】気分が優れない場合は、運転を行わないでください。本薬により注意が散漫になったり、めまい、疲れ、視界のぼやけなどを起こし、運転能力に影響する可能性があります。
【トフラニール】腎疾患がある場合は、注意が必要です。用量調整の必要がある可能性があります。医師へご相談下さい。
【トフラニール】肝疾患がある場合は、注意が必要です。用量調整が必要となることがありますので医師へご相談下さい。また薬の服用中は肝機能検査が定期的に行われます。
イミプラミン
- この薬は眠気を引き起こす可能性があるため、就寝前に服用下さい。
- 薬の効果が見られるまで4〜6週間かかります。
- うつ病の再発を防ぐため、気分が良くなったと感じても、少なくとも6ヶ月間は治療を続けてください。
- 医師よりトフラニールの使用を止めるように指示があった場合は、4週間以上かけて、ゆっくりと線量を減らしてください。突然、薬の使用を中断しないでください。
- 車の運転や機械の操作は避けて下さい。
- 過度の眠気や鎮静を引き起こす可能性があるので、トフラニールはアルコールと一緒に摂取しないでください。
- トフラニールは中毒性や依存性は非常に低いとされています。
- 過剰摂取は非常に危険ですのでお止め下さい。
トフラニールは、三環系抗うつ薬と呼ばれる薬物のクラスに属しています。 モノアミンオキシダーゼ阻害剤、抗コリン作用薬、ベンゾジアゼピンではありません。
Q.トフラニールに中毒性はありますか?
いいえ、トフラニールには中毒性がありません。
Q.トフラニールは鎮静剤ですか?
その抗ヒスタミン作用のために、鎮静作用を有しています。
Q.トフラニールは不安症に効果がありますか?
はい、トフラニールは不安症(パニック障害)の治療に使用できます。
うつ病は脳内の神経伝達物質セロトニン、ノルアドレナリンなどの量が減少することで気分ややる気、意志力などに影響を与え、やる気が起きない、憂鬱な状態が続くなど日常生活を送るのが難しくなる病気です。また、脳内の血流悪化もみられることが分かっています。しかしながら、まだうつ病については解明されていない点も多く残されています。
強いストレス状態の他、強い感情(悲しみや落胆など)、親しい人を亡くした、突然のリストラにあった、病気などがうつ病になる引き金になることもあります。また、ある病気の治療に使用している薬剤がうつ病を引き起こしやすい傾向を持っているという場合もあります。
うつ状態であることとうつ病とは同義ではありません。他の疾患のひとつの症状としてうつ状態が現れることもあります。
うつ状態が続いていたり、うつ病が疑われる兆候があるなと本人または周囲が気が付いたら、素人判断をせず、医療機関できちんとした診断をしてもらいましょう。「心のカゼ」とも言われるうつ病は、きちんと治療をすれば治せる病気です。
うつ病の治療の大切な柱のひとつは、休養です。うつ病になる方の多くは休むことに罪悪感やストレスを感じて無理をしてしまい、病気が悪化することがあります。休養の他の、治療方法にはお薬を使用する薬物療法、患者さんの話をよく聞きアドバイスを行う精神療法、電気ショック療法などがあります。
1973年と1959年にそれぞれ夜尿症、うつ病の治療目的でFDAによって承認されました。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。
【用量】
うつ病の場合、通常低用量から服用を開始します。(例:1日最大75mg)
治療開始後1週間の間、最大150~200mgまで徐々に用量を増量することが出来ます。
もし症状が非常に重度である場合、1日最大300mgが処方される可能性があります。
生体の化学反応は個々人で異なるため、通常よりも多くの用量が必要となる場合があります。
症状の改善が見られたら、時通常50~100mgまで、徐々に用量が減量される可能性があります。
寝小便の場合、5~8歳の小児に対する標準用量は1日20~30mgです。
9~12歳の子供には1日25~50mg、12歳以上の子供には1日最大75mgとなります。
治療開始後1週間たっても症状が改善されない場合は、通常用量の増量を行います。
65歳以上の高齢者の場合、副作用を避けるため通常低用量(例:1日10mg)から開始します。
用量は10日間かけて徐々に30~50mgまで増量し、この用量はその後も維持して下さい。
【服用のタイミング】
うつ病には、1日2~3回に分けて服用する、もしくは医師の指示に従って下さい。
もし眠気が起きる場合、睡眠の質を上げる為、就寝時に1回分服用することが提案される可能性があります。
寝小便には、夕食後に1回分を服用する、もしくは医師の指示に従って下さい。
寝小便が夜早いうちに起こる傾向にある場合、服用時間を早める(例:午後4時)ことが提案される可能性があります。
【用法】
コップ一杯の水で錠剤をのみ込んで下さい。
服用後胃の不快感がある場合、食事と共に、もしくは間食の後に服用して下さい。
【服用期間】
医師の指示があるまで服用を継続して下さい。
服用期間は症状や効果によって異なります。
うつ病の場合、治療期間は症状の改善具合によって異なります。
この種の医薬品は、効果が出るまでに時間がかかりますので、直ぐに効果が表れなくても心配しないで下さい。
症状のいくつかについては1~2週間で改善が見られることがありますが、本当に改善を実感できるまでは4~6週間かかる可能性があります。
症状の改善が見られても、効果を持続させるためには、通常数カ月もしくはそれ以上長くトフラニールの服用を継続する必要があります。
寝小便の場合、通常1~3か月間服用が継続されます。
【飲み忘れた場合】
もし通常1日2~3回服用しており、飲み忘れに気づいた時間が次の服用時間に近い(例:2~3時間以内)場合、忘れた1回分を飛ばし、次の服用予定時間から通常通り服用を再開して下さい。
そうでなければ、思い出し次第出来るだけ早く服用し、次の服用予定時間から通常通り服用を再開して下さい。
もし通常就寝時に1日1回のみ服用している場合、医師への確認無しに翌朝服用することはお止め下さい。
もし全ての用量を朝に服用すると、副作用を引き起こす恐れがあります。
副作用のリスクが高まるため、忘れた分を補うために2回分まとめて服用しないで下さい。
服用時間を覚えることが困難な場合は、薬剤師にアドバイスを求めてみましょう。
- 本剤の成分に対しアレルギーがある場合は使用を避けて下さい。
- 他の薬を使用している場合は投与前に医師と相談して下さい。
- 妊婦、または妊娠している可能性がある場合は使用を避けて下さい。
- お子様の手の届かない場所に保管して下さい。
- お客さまの自己責任にてご使用下さい。
- 服用後に体に異変を感じましたら、すぐ医師などにご相談下さい。
- 開封後は涼しい直射日光を避けて保管して下さい。
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セレギリン(エフピー)、ロラゼパム、テマゼパム、オキサゼパム、クロナゼパム、モノアミンオキシダーゼ阻害薬
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