エプチフィバチド 注射 (インテグリリン ジェネリック)

エプチフィバチドは、医療従事者によって静脈内に投与される注射薬です。

通常、ボーラス投与（急速投与）に続いて持続的な点滴注射が行われ、最大で4日間継続されることがあります。

エプチフィバチドは、血小板の糖タンパク質IIb/IIIa受容体を阻害することで、血小板凝集を防ぎ、血栓形成を抑制します。

これにより、急性冠症候群（ACS）患者や経皮的冠動脈インターベンション（PCI）を受ける患者における血栓関連の合併症を予防します。

エプチフィバチドの主な副作用は出血であり、特に高齢者ではリスクが高まります。

その他の副作用として、めまいなどが報告されています。

出血が止まらない場合や、重篤な症状が現れた場合は、直ちに医師に連絡してください。

エプチフィバチドは、血小板凝集を抑制することで血栓形成を防ぐ薬剤で、急性冠症候群やPCIを受ける患者の血栓予防に使用されます。

はい、日本でも急性冠症候群の治療において使用されており、医師の処方に基づいて投与されます。

本剤は血小板の働きを抑制し、血栓形成を防ぐことで急性冠症候群やPCI後の合併症を減少させる効果が確認されています。

通常、最大4日間の投与が行われますが、医師の判断によって異なる場合があります。

エプチフィバチドは、重度の冠状動脈疾患 (ACS)や冠動脈インターベンション時に血栓を予防する抗血小板薬です。

血小板凝集を抑制することで血栓形成を防ぎます。主に血管形成術を受ける患者での血栓予防に使用されます。
糖蛋白IIb/IIIa受容体の選択的高親和性抑制剤として、血小板凝集を抑えます。

冠状動脈疾患 (ACS)とは
冠状動脈疾患（ACS）とは、冠動脈が狭窄や閉塞して心筋に十分な血液が届かなくなる病気の総称です。
急性心筋梗塞や不安定狭心症などがあります。
胸痛で搬送される３０〜４０％の患者が、急性冠症候群を発症しているというと報告されており、生命に危険を及ぼす疾患です。

【参照文献】

国立循環器病研究センター

＊添付文書をよく読み、医師に指示された服用方法に従ってください。

＊用量は病状等により異なりますので以下は目安としてお読みください。

【用法】

エプチフィバチドは、通常、180マイクログラム/キログラムのボーラス投与を行った後、2マイクログラム/キログラム/分の持続点滴を12～96時間（PCI後18～24時間の注入期間を完了するために

それ以上、またはCABG [冠動脈バイパス移植]に進む患者では最大120時間）行います。

最初のボーラス投与の10分後に180マイクログラム/キログラムの2回目のボーラス投与を行います。

【参照文献】

看護ROO!

エプチフィバチド治療中は、軽微な外傷でも出血しやすくなります。

出血が止まらない場合や異常を感じた場合は、直ちに医師に連絡してください。

以下に該当する場合は使用できません。

・エプチフィバチドまたは類似薬に対するアレルギー歴がある場合
・腎不全の既往歴があり、透析を受けている場合
・出血性疾患や血液凝固障害の既往歴がある場合
・過去30日以内に脳卒中を発症している場合
・コントロール不良の高血圧症の場合
・過去6週間以内に大手術や重篤な外傷を受けた場合

以下に該当する場合は、慎重に投与する必要があります。これらの条件に該当する患者には、投与中の厳重なモニタリングが必要です。

・腎機能障害がある場合
・出血リスクが高いと判断される場合
・高齢者

エプチフィバチドは、他の抗血小板薬や抗凝固薬と併用することで、出血リスクが増加する可能性があります。

特に、アスピリン、ワルファリン、ヘパリン、非ステロイド性抗炎症薬（NSAIDs）などとの併用には注意が必要です。

併用薬については、必ず医師に相談してください。

妊娠中、特に妊娠後期の最後の3ヶ月にエプチフィバチドとアスピリンを併用すると、出血リスクが高まることが報告されています。

妊娠中または妊娠の可能性がある場合、授乳中の方は、使用前に必ず医師に相談してください。

エプチフィバチド注射（液）は、直射日光を避け、室温で保管してください。

凍結を避け、子供の手の届かない場所に保管することが重要です。