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タクロトール 軟膏 (タクロリムス)

タクロトール 軟膏 (タクロリムス)は、皮膚の炎症を減らすことで作用する免疫抑制剤です。アトピー性皮膚炎の治療に使用されます。皮膚の赤みおよびかゆみを引き起こす皮膚の炎症を減少させることによって作用します。

同義語

プロトピック ジェネリック, Generic Prograf/ Protopic

有効成分

タクロリムス水和物, Tacrolimus

その他のブランド名

タクロトール, Tacrotor

包装

10g

製造元

Torrent Pharma

形状

軟膏

含有量

0.03%, 0.1%

製造国

インド

SKU

3101

【タクロリムス外用薬】 医師へご確認ください。

【タクロリムス外用薬】 アルコールとの相互作用は不明です。医師へご確認ください。

【タクロリムス外用薬】 妊娠中に使用するのは安全ではありません。動物実験では胎児に悪影響を及ぼしていますが、ヒトでの研究は限られています。 例えば生命を脅かすような状況で妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には許容される可能性もあります。医師にご相談ください。

【タクロリムス外用薬】 母乳育中の使用は恐らく安全です。ヒトでの研究データは限られていますが、薬が乳児に重大なリスクがないことが示されてます。 使用される際には乳児の皮膚に治療領域が接触しないように心がけて下さい。軟膏の使用はその成分が乳児の体内で有害となる可能性がありますので、薬の形態では水混和性のあるクリーム、もしくはジェルが勧められます。

【タクロリムス外用薬】 通常、車の運転などに影響を及ぼすことはありません。

【タクロリムス外用薬】 腎疾患での使用は恐らくは安全です。限られた情報ではありますが、用量調整の必要がないことが示されてます。医師へご相談ください。

【タクロリムス外用薬】 肝疾患での使用は恐らくは安全です。情報は限られていますが、用量変更の必要はないことが示されています。医師へご相談下さい。

シルデナフィル

タクロリムス 外用薬

使用方法
タクロリムス外用薬は、アトピー性皮膚炎の治療に使用されます。 通常、コルチコステロイド外用薬または皮膚軟化剤が効かない場合にのみ使用されます。
効能・効果
タクロリムス外用薬は、皮膚の赤みおよびかゆみを引き起こす皮膚の炎症を減少させることによって作用する免疫抑制剤です。
一般的な副作用
適用部位の反応(燃焼、刺激、かゆみおよび赤み)、皮膚感染
専門家のアドバイス
  • タクロリムス外用薬を塗布する前に手を洗ってください。アトピー性皮膚炎(湿疹)の患部に薄く塗ってください。
  • アトピー性皮膚炎(湿疹)の患部の皮膚が入浴後またはシャワーの後、完全に乾燥していることを確認してください。
  • 薬が皮膚に塗布されていない場合でも、治療中は日光への露出を避けてください。
  • 包帯などで治療中の皮膚を覆わないでください。服装は普段着で過ごすことができます。
  • タクロリムスを目や口に塗布しないでください。タクロリムス外用薬がこれらの領域のいずれかに付いてしまった場合は、その領域を完全に拭き取り、水ですすいでください。
  • かゆみ、発疹、発赤などのアトピー性皮膚炎(湿疹)の徴候と症状が消えた場合は、タクロリムスの使用を止め医師に相談してください。
  • 6週間以上使用することはお勧めしません。必要に応じて治療を中断したり、繰り返し使用することがあります。
  • 免疫系が弱い場合(例えば、がんや長期間ステロイドを服用しているなど)には使用できません。
  • 水痘やヘルペスなどの皮膚に感染した場合は、医師にご相談ください。
  • 妊娠中、または妊娠を計画中であるか母乳育児中である場合は、医師にご相談ください。
  • 患者の多くに、使用後1週間程度で皮膚の改善が見られます。
  • 2歳未満の小児にはお勧めできません。
よくある質問
Q.タクロリムスはステロイドですか?
タクロリムスは免疫抑制薬です。ステロイド薬ではありません。

Q.タクロリムス カプセルは腎毒性、または細胞毒性ですか?
タクロリムス カプセルは特定のタイプの細胞を破壊する細胞傷害性があり、腎機能を損なう腎毒性である可能性があります。薬の使用に関しては医師の助言に従ってください。

基本情報
タクロリムス(商品名:トップグラフ)は皮膚の炎症がしずまり、アトピーの皮膚症状が改善するお薬です。ただし、アトピーの原因の治療薬ではなく対処療法です。ステロイド外用剤等の既存療法では効果が不十分、または副作用のためにこれらのお薬が使用できない場合で、本剤(タクロリムス)の使用が必要な場合に限って使用します。タクロリムス軟膏は、免疫系を活性化するT細胞の増殖に重要な酵素(カルシニューリン)を阻害することで炎症を抑制します。タクロリムス軟膏は、2000年12月アトピー性皮膚炎の治療薬として米国にて承認されました。

アトピー性皮膚炎は皮膚のかゆみ、発赤、腫脹、ひび割れ、鱗状皮膚を引き起こす、慢性皮膚炎疾患です。これらの皮膚症状が反復的にあらわれます。炎症がどのように活性化されるのかの詳しい原因は未だ解明されていませんが、免疫系の活性化によって引き起こされると考えれています。

アトピー患者は痒みなどで皮膚をかきむしり、バリア機能が失われるため細菌・真菌・ウイルス性皮膚感染症を生じるリスク因子が高いこともありますので、皮膚をよい状態に保つよう注意しましょう。
組成
タクロリムスとして
〔顆粒(普通剤)〕:1包(0.1g,0.5g),1g中2mg
〔カプセル(普通剤)・徐放性カプセル〕:1カプセル中0.5mg,1mg,5mg
〔注射液〕:1アンプル(1mL)中5mg。(1アンプルに生理食塩液を加えて100mLとした液)pH:4.5~7.5 浸透圧比:1.3~1.7
〔軟膏〕:0.03%,0.1%
〔点眼液〕:0.1%。pH:4.3~5.5 浸透圧比:0.9~1.1
 タクロリムス1mgは水和物1.02mgに相当
警告
*本剤の使用は、アトピー性皮膚炎(軟膏0.03%は小児のアトピー性皮膚炎)の治療法に十分な経験と知識を持つ医師のもとで行ってください。局面を形成しているびらんに使用する場合、血中濃度が高くなったり、リンパ腫や皮膚がんの発現率を高めるる恐れがあります。
禁忌
下記の場合の使用へ禁忌。
●皮膚感染症がある場合
●妊婦又は妊娠している可能性がある場合
●明らかに局面を形成しているジュクジュクしたびらん、潰瘍、掻き傷への使用
●高度の腎障害、高度の高カリウム血症がある場合
●魚鱗癬様紅皮症を呈する疾患(Netherton症候群等)がある場合
●紫外線療法を実施中の場合
●軟膏0.1%の小児等への使用は不可。軟膏0.03%の低出生体重児、新生児、乳児又は2歳未満の幼児への使用は不可。
●本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
慎重投与
下記の場合の使用は慎重を期すこと。
●全身に皮疹を伴う紅皮症がある場合
●高度の肝障害がある場合
●腎障害、高カリウム血症がある場合
重要な基本的注意
●使用後、一時的に皮膚刺激感(灼熱感、ほてり感、疼痛、そう痒感等)がみられることがしばしばありますが、普通は、症状の改善と共にとともになくなっていきます。
●重度の皮疹の場合や広範囲へ使用した場合では、血中濃度が高くなる場合がありますので使用を開始してから半月~1ヵ月後に一度腎機能検査受け、その後は必要に応じて行ってください。
●本剤使用時は日光への曝露を最小限にします。また、日焼けランプ/紫外線ランプを避けます。
●皮膚感染症を伴うアトピー性皮膚炎患者には原則として使用禁忌ですが、やむを得ず使用せざるを得ない場合は、感染部位を避けて下さい。(もしくは予め抗菌剤、抗ウイルス剤、抗真菌剤による治療を行ったりもれらとの併用治療を検討します。 
●2年以上の長期使用時の局所免疫抑制作用があらわれる恐れがあります。
相互作用
【併用禁忌】
PUVA療法等の紫外線療法との併用は禁忌。
高齢者への投与
軟膏0.1%の場合:一般に高齢者では生理機能が低下しているので注意しながら使用を進めますことが大切です。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性がある場合は使用しないこと。
本剤使用中の授乳は避ること(母乳中へ移行するおそれがあります)。
小児等への投与
軟膏0.1%:低出生体重児、新生児、乳児又は2歳未満の幼児では使用経験がなく安全性は確立していませんので使用しないこと。2歳以上の小児等ではより低濃度の小児用製剤でも有効性が認められているので、血中濃度上昇により副作用が発現する可能性を考慮し、小児等では使用しないこと。軟膏0.03%の場合:低出生体重児、新生児、乳児又は2歳未満の幼児では使用経験がなく、安全性は確立されていないので使用しないこと。
適用上の注意
粘膜等、外陰部には使用しない。眼に入らないように注意してください。万一目に入ったら直ぐに水で洗い流してください。
保存等
室温保存
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